昨年、新潟県で開催されたAKB48 45thシングル選抜総選挙にて、初参加ながらアップカミングガールズに選出される76位にランクインした加藤美南。

――3月で高校を卒業された加藤さんですが、ここからはひとりの大人としてより成長をしていくかと思います。今まで学校に通っていた分、色々なことに挑戦できるかと思いますが…?
加藤 実はまだ大人としての意識は…全然なくて(笑)。「社会人てなんだろう?」という気持ちなんですよ。でも、私は高校2年生でデビューし、そこから大人の方と混じって仕事をしてきたので、なんですかねぇ……実感がないんですよ。
――変わる事と言えば、学校に通わなくなるぐらいですか?
加藤 はい。私、学校へ行かなくなるのは個人的に寂しいんですよ。NGT48の活動が始まって、お仕事で学校を休むことや放課後も公演があったりと、普通とは違う学生生活を送っていたんですけど…。ただ、学校に行くと宿題やレポートといった課題がでるじゃないですか。完成させて提出するまでの“努力”が大好きだったので、その努力の場がなくなるのは自分的にツラいです。
――今まで注いできた力の逃がし場所が、ひとつなくなるわけですね。
加藤 そうなんですよ!私はひとつ本格的に目指すものがあったら、もうひとつまた違った同じレベルぐらいの目指すものがないと、本来の目標に向かっていけなくなっちゃうタイプ。本筋があるとすると、寄り道しちゃうような場所も必要で(笑)。それが学校だったんですよ。
――むしろ、これから今まで注いできた“努力”の行き場を探していかないといけないわけですね。
加藤 そうなんです。困ったものですね(苦笑)。
――では、加藤さんには「これからやってみたいことBEST 3」を伺いたいなと思います。やってみたことに力を注げば、もうひとつの道が出来ますし。
加藤 フフフ、そうですね。では第3位は……「絵画個展を開く」です。
――きました、かとみな画伯! 加藤さんの描く絵は特大のインパクトを残しますが、さらに極めていくと。
加藤 極めたいんですよ。もういろんなことを、マルチに描きたくて。一番はテレビの歌番組で『青春時計』の衣装を着て歌っている私の姿を描きたくて。テレビの中の私を一度でいいから描いてみたいんですよ。
――自画像!? しかも結構複雑な構図(笑)。さらに、衣装は複雑な織りが入ってたりと、大変ですよ。
加藤 だからこそ描きごたえがあると思うんです! 描き終えたら絶対にどこかに出します。むしろ早く描きたいですね……そうだ、チームNⅢが集まった宣材写真をそのまま描いてみます。メッチャやりますよ(ビシッ!)。
――それを見たみなさんがどういう反応するのか楽しみです。第2位はなんでしょうう?
加藤 ダイエットをしたいです。
――気にしているんですか!?
加藤 はい。
――ファン、何を言ってるんだよ!
加藤 (笑)。身長が低いから余計に丸く見られちゃうんですよね。でも、痩せようと思って走っても筋肉が付いちゃうし、動かなかったら動かなかったで脂肪は付いちゃうし。もうどうやったら痩せられるの!? と。自分に合ったダイエット方法を早く見つけたいんです。
――となると、NGT48で活動している限り、難しい話じゃないですか。
加藤 どうすればいいの!? と(笑)。
――切実すぎる“やってみたいこと”ですねぇ。では1位は!?

加藤 「STREET JACK」さんの表紙を飾ることです。
――なんて素晴らしい回答を、こんなにサッと言えるんですか!? さては仕込んでましたね。
加藤 本当ですって! 男性向けのファッション誌だから、一度も買ったことがないんですけど、今日取材していただくと伺って、どんな雑誌か調べてみたんです。そうしたら表紙を、憧れの乃木坂46・白石麻衣さんや本田翼さんといった方々が飾っていらっしゃるじゃないですか。ファッション誌の表紙になるということは人気がある証拠だし、男性の方向けの雑誌で表紙を飾ることってアイドルとして名誉あることだと思うんです。だから、アイドルをやっていく上で、「STREET JACK」さんの表紙を飾れたら、私も大きくなれたという証拠になると思うんです。
――ひとつ何かを極めた人ということですからね。それは『青春時計』が発売されることで、その道はより近づいてくると思います。
加藤 でも、「ひとりで表紙」ですよ?そう簡単じゃ…。
――手繰り寄せていきましょう! そのための一歩になるでしょう、メジャーデビューシングル『青春時計』が発売になります。
加藤 結成から約2年、随分とお待たせいたしました。
――収録曲、どれも思い入れが深いかと思いますが、加藤さんにオススメしたい1曲を選んでいただければと。
加藤 やっぱり『青春時計』です。私は自分の想いと愛情を持ってNGT48のメンバーとして活動していきたいなと思っているので、やはりこの曲しかないなと思ってます。センターを務めた『暗闇求む』も大切なんですけど、それ以上に大切にしていきたい曲です。
――『青春時計』は歌詞が素晴らしいですよね。
加藤 そうなんですよ。『青春時計』はAKB48が歩んできた10年の歴史にまつわるキーワードが鏤められているんです。それを私たちが歌うということは、48グループが歩み続けている歴史の先端を私たちも歩こうとしている意味が込められている思うんです。この曲を通じて、他のグループさんのファンの方にも、NGT48へと振り向かせたいんですよね。
――素晴らしいまでの、気合の入り方ですね!
加藤 難しいことだとは思うんですよ(笑)。でも、この曲は若い方には今刺さる言葉にもなっていますし、30、40代、その上の方々には、大人になって青春はもしかしたら終わってしまったかもしれないけれど、あの輝いてた頃を振り返って懐かしい気持ちになってもらえると思うんですよ。世代、性別を超えて聴いていただける曲なんですよね。
――MVの作りからしてもそうですが、“老若男女に愛される”というNGT48のグループのカラーが打ち出されてると思いました。
加藤 はい!男の子の目線で歌ってますけど、聴く方それぞれが自分と重ね合わせて聴いてほしいです。きっと色々な感情が湧いてくると思います。
――長く愛されて、この『青春時計』で来年度のリクエストアワード1位を取れたら最高ですね。
加藤 フフフ、そうなりたいですね。
――では、最後に。待ちに待ったデビューシングルの発売です。ずっと待ってくれた方に向けて、そしてこの曲を通じてNGT48を知るという方に向けてメッセージを。

加藤 デビューするまで待ち続けてくれたファンの方がいらっしゃるからこそ、私たちはこうして活動を続けることができて、より多くの方に発信できる力を蓄えることが出来たと思います。『青春時計』を、私たちを全く知らない方が聴いたときに、どんな反応が返ってくるのか正直不安もありますが、『Maxとき315号』のように大事に愛してもらえる曲になったら、と思っています。そして、これまで一緒に歩んでくださったファンの方に、私たちとデビューという大切な瞬間を噛みしめてもらえたら、幸せです。
加藤美南の「高校を卒業したからこそやりたいことBEST3」3位 絵画個展を開く
2位 ダイエット
1位 STREET JACKの表紙をひとりで飾る!
NGT48の私服調査緊急アンケート!Q普段、加藤さんの私服をみたときの他メンバーの反応はどうですか?
加藤 レッスン着の反応は最悪です(苦笑)。「ダッサ」と言われますが、私服は新しいのを着ていると大体、「どこで買ったの~?」と聞かれます!反応の手応えはいいと思います♡
Q.NGT48メンバーの中で、加藤さんが一番「私服がおしゃれ!」と思うメンバーは?
加藤 北原里英さんです!お洋服をたくさん持っていて、それもありきたりの服じゃなく、人と違う「里英さんっぽいスタイル」っていうものを確立していらっしゃる感じがして。とってもおしゃれです!
Q.逆に、一番「私服がダサい!」と思うメンバーは?
加藤 のえピー(山田野絵)!スタイルはめちゃくちゃいいけど、色の組み合わせが派手すぎたり、ストライプとゼブラ柄で合わせたり、ダサいと言うか、個性的過ぎるかな?(#^.^#)