NGT48中井りか「私は釣り師のまま行くと思っていたので…」

待望のデビューシングル『青春時計』で、センターの座を射止めたりか姫こと中井りか。

【第8回:髙橋真生さんインタビューはコチラから】

――デビューシングル『青春時計』で、センターの座を手に入れた中井りかさん。まずは、おめでとうございます!!

中井　ありがとうございます～！

――早速ですが、質問です。センターになって、苦労したことはありますか？　できれば３つくらい教えてもらえますか？

中井　苦労したことですか…苦労ばっかりなんですけど…（笑）。

――え!?　そ、そうなんですね。じゃぁ…BEST３…じゃなかった、苦労したことワースト３位からいきましょうか？

中井　はい。えっと…私、今まではNGT48の中でも「釣り師」って言われているポジションだったんです。舞台で言えば端っこのほうに立って、割とやりたい放題に踊ったりパフォーマンスをしたり、振りを自分らしく可愛くアレンジしたりして、来てくれたお客様を楽しませて盛り上げて…そうして、みなさんの視線や注目を集めること、つまり“釣る”ことが私のお仕事だったんです。

――センターだと、そういう“釣り”は出来なくなっちゃいました？

中井　はい。センター、すなわちグループの真ん中に立つということは、すべてのバランスを取らなければならないってことなんですよね。私だけが目立ったらダメなんです。

――なるほど。贅沢な悩みでもあり、本気の悩みでもありますね。

中井　それまでは、本当に好き勝手に、自分の個性を出しまくりで踊れていたんですけどね～～～。センターになれたのは、とっても嬉しかったんですけどね。

――それが3位ってことは、2位は!?

中井　センターになったトタン、インタビュー等を受ける機会が増えて、いろいろな場所で「センターってどう？」的なことを聞かれて…なんていうか、頭の中で、何も考えてなかったことに気付いて、パニックでした。私の中で、センターになったっていう自覚がなかなか生まれないのに、何かと注目されてしまうので、もう、受け答えするだけでいっぱいいっぱい。「センターってこんなに大変だったんだ…!!」って

――なるほど。急に責任が重たくなっちゃったんですね。

中井　本当に私でいいの？　こんな状態の私がセンターで大丈夫なの？　って、自信が無くなりそうになっちゃったこともあったんですよ。センターっていうポジションは…重圧です!!　すごい重たいです!!

――もぉ、ここまでくるとめっちゃ気になるんですけど。1位は…？

中井　メンバーとの距離感の取り方に悩んだことですね。

――それは確かに悩みそうですね…。

中井　私も、元々センターを狙ってはいたんです。2015年の8月に、お披露目させていただいたときから「センターになりたい！」って思ってはいたんですよ。でも、活動をはじめて、釣り師になって、端っこじゃないとできないこともあるなって思うようになって。自分に与えられた場所で、お客さんにたくさんのHAPPYを届けられるようになりたいな、端っこにいてもしっかり輝ける存在でいたいなって、そう思っていたんです。

――それでなんで、距離感に悩むことになってしまったんですか？

中井　そうして、自分なりの場所を確保できていた私だからこそ、他のメンバーの“口惜しさ”がわかるんですよ…。

――というと？

中井　私自身、センターを取りに行っていたわけではなかったし、私は釣り師のまま行くと思っていたので、「センターになりたい」って本気で願っていた別のメンバーから相談を受けたりもしていたんです。そういうときは「がんばってね！」って本気で応援していたんです。でも、私が選ばれてしまって…。「え!?どうしよう!?」って、なるじゃないですか!!

――確かに、そうですね。

中井　で、「うわ、なんか気まずいかも…」ってちょっと悩んじゃって…。そしたら、かとみな（加藤美南さん）が「本当に口惜しいけど…センターになったのがりかだから、こうやって素直に、口惜しさが出せるんだよ！」って言ってくれて…それで救われました！

――みんな、いい子過ぎる…♡

中井　はい♡　それがNGT48の魅力です♡

――実は、中井さんにはもうひとつ聞きたいことがありまして、“姫”と呼ばれている中井さんが“王子様”になってほしいメンバーは誰だろうって気になっていたんですよ。

中井　本間日陽!!

――お、即答。それはどういう理由で？

中井　日陽は私が落ち込んでいるときに、それを察して声を掛けに来てくれるんですよ。でも、落ち込んでいるけどひとりになりたいときってあるじゃないですか。そういうときは、そっとしておいてくれるんです。なんていうか、そういう絶妙なタイミング、絶妙な距離感を保つのが上手で。しかも、何か言葉をかけてほしいときに、私が“欲しい”と思っている言葉をくれるんです。日陽は年下なんですけどね。こうした日陽の優しさに、いつも助けられています。

――じゃあ、もしも日陽ちゃんが男だったら…？

中井　絶対、付き合います♡　あとは…そうですね、れいにゃー（清司麗菜さん）も、王子様的かな♡　私、歌が上手い人がすごく好きで♡　れいにゃーはとっても歌がうまいんですよ。それに、モノマネがおもしろいんです！　「クラスによくいる男子のモノマネ」とかしてくれるんですけど、もぉ、いつも爆笑です。こういう面白い人って、彼氏にしたら絶対楽しそうじゃないですか♡

――なるほど。男は面白くなきゃダメって、心にメモっときます。

中井　れなぽん（長谷川玲奈さん）♡　運動神経がいいので、男子だったら絶対、みんなから好かれるタイプ♡

――あ～～、クラスで一番人気をかっさらう男子って、スポーツ出来るタイプだよね。

中井　運動ができるだけじゃなく、れなぽんは性格も優しくてスタイルも良くて、近くで見ていて「かっこいい！」って思える女の子なんですよ♡　れなぽんが男子だったら…メンバー全員で奪い合っちゃうかも!?

――その奪い合い、見てみたい気がします(笑)。それでは、最後の質問。4月12日(水)発売のデビューシングル『青春時計』の中で、中井さんのお気に入りの曲を一曲選んで教えてください。

中井　それはやっぱり「青春時計」ですね。今ある楽曲の中で、私がセンターに唯一立てる曲。こういうことは今までになかったことだし、記念すべき曲なので、一番好きです。歌詞もほんと、たまらないほど気にいっているんですよ。

――歌詞の中で好きなフレーズを教えてください。

中井　選びきれないんですけど…「遠くでいい　何にも始まらなくていい」とか、「後ろでいい　こっちを振り向かなくていい」とか…後ろ向きなことを言ってるのに「ホントの願い隠したこと　いつかどこかで悔いるのだろうか」って…この、なんとも言えない切なさのギャップが“青春”だな～って思うんです。

――うわぁ…女の子っぽくて可愛いし、本当に切ない歌詞ですね。

中井　ですよね!!　男性が聞いてもきっと、きゅんってしてもらえると思うんです。

3位　自分の良さの出し方が難しくなってしまったこと

2位　インタビュー等、取材を受けることが多くなったこと

1位　メンバーとの距離感

Q普段、中井さんの私服をみたときの他メンバーの反応はどうですか？

中井　「フリフリだねー！」っていつも言われます。それのおかげで公式ニックネームが“りか姫”になりました☆

Q.NGT48メンバーの中で、中井さんが一番「私服がおしゃれ！」と思うメンバーは？

中井　がた姉(西潟茉莉奈)!! いつもオシャレだし、お下がりをよくもらいます♡♡♡

Q.逆に、一番「私服がダサい！」と思うメンバーは？

中井　もふちゃん(村雲颯香)！いつも真っ黒のカラスみたな服を着ています(笑)