日本人の「名字」はいつ頃どのように誕生したのか?

名字とは、祖先から連綿と受け継がれてきた日本人の“ルーツ”を示す重要な符号。果たして、いつの時代に、どのようにして生まれたのだろうか?

 名字が誕生したのは平安時代。それまでは天皇が氏族に授けた「姓」が一族を認識する称号だったが、「藤原氏」や「平氏」など、有力な一族の姓が増えすぎて区別が困難になったため、個別に名乗ったものが名字だ。
「名字は姓と違い自由に名乗ることができ、由来の大半は居住地の名前や地形。平安末期に地方では武士が台頭し、領地を周知させるためにその地名を名字として名乗るようになりました」(姓氏研究家・森岡浩さん)。

 以後、鎌倉幕府を開いた源頼朝が地方の武士を御家人として受け入れる際に名字を記録・管理するなど、名字は支配体制の高度化や大規模化と共に普及。室町時代以降は庶民にも広まった。
「江戸時代には多くの人が名字を持っていたと考えられますが、公式に名乗ることができたのは支配階級のみ。その後、明治に国の命令ですべての国民が名字を登録しました」(森岡さん)。

 一方、名字とともに一族の出自を証明するのが「家紋」。日本家紋研究会会長の高澤等さんによれば、家紋もまた、発祥は平安時代という。
「家紋は貴族が牛車に個別の文様をつけたのが始まり。鎌倉時代以降は武士の象徴としてさらに普及しました。家紋もまた時代と共に一般庶民にまで広まり、名字と密接に関係しています」。
 

◆日本の名字ランキングTOP10◆

第1位 佐藤

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第2位 鈴木

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第3位 高橋

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第4位 田中

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第5位 渡辺

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第6位 伊藤

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第7位 山本

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第8位 中村

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第9位 小林

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第10位 加藤

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