吉高由里子主演の連続テレビドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)に出演中の柄本佑の人気が急上昇している。同ドラマは「週刊イースト」の編集部を舞台に、記者・真壁ケイト(吉高)の知られざる過去が明らかになっていくという内容で、柄本は真壁の元恋人で編集部に出入りするカメラマン・尾高由一郎を演じている。
「尾高はある出来事をきっかけに報道畑から動物カメラマンに転身するのですが、それがきっかけで彼女にフラレてしまいます。しかし、その前には彼女の過去を知りながら結婚を申し込み、別れてからも何かと彼女を支えている、内面もイケメンな役柄です。クールな話し方と色気のある立ち居振る舞いに、女性視聴者からは『柄本佑ってこんなにカッコよかったっけ?』『今期ドラマで一番のイケメン』と絶賛の声が相次いでいます。なかには、共演者で彼女の“今カレ”だった重岡大毅(ジャニーズWEST)と比較して『ジャニーズより素敵』『重岡くんより推せる』との反応もみられるほどです」(芸能ライター)
柄本といえば、父に俳優の柄本明、母に女優の角替和枝を持ち、弟の柄本時生も俳優という芸能一家として知られる。これまでは個性派俳優としてのイメージが強かったが、もともと182cmの高身長に加えて確かな演技力には定評があり、一気にイケメン俳優としての魅力も開花したといえる。
また、柄本は1月18日に放送がスタートした連続テレビドラマ『心の傷を癒すということ』(NHK)に主演しており、1995年の阪神・淡路大震災発生時に被災者の心のケアに奔走した精神科医・安克昌氏を演じている。同ドラマは妻役の尾野真千子をはじめ、石橋凌、キムラ緑子、濱田岳などの演技派が揃い、全4回の硬派な作品だ。
同時期に毛色の違うドラマ2本に出演し、いずれも存在感を見せている柄本。この勢いが続けば、意外なポジションに立つ可能性もあるという。
「柄本といえば、自身の出自が芸能一家であることに加え、妻は女優の安藤サクラです。俳優の奥田瑛二と女優の安藤和津を両親に持ち、姉の安藤桃子は映画監督という、こちらも日本屈指の芸能一家。サクラは育児をしながら、映画『万引き家族』で評価を高め、朝ドラ『まんぷく』や大河ドラマ『いだてん』に出演するなど、国民的女優として活躍しています。
折しも、今は東出昌大が不倫によってCMが打ち切りになるなど、芸能活動の危機に立たされています。いわば、“イケメン枠”“良きパパ枠”がひとつ空いたかたちになるわけです。柄本と東出はともに30代前半で同世代。芸能界は椅子取りゲームですから、東出の失速によって空いた枠に柄本が座るということも十分に考えられるでしょう」(テレビ局関係者)
『知らなくていいコト』の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は初回9.4%から第2話で8.9%にダウンしたが、吉高と柄本のキスシーンが流れた第3話では10.3%に跳ね上がり、初の2ケタに乗せている。今夜放送の第4話では、どんな演技を見せてくれるのだろうか。
(文=編集部)