現在、プロ野球日本シリーズで阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスが連日熱い戦いを繰り広げているが、今年のペナントレースを制したものの、クライマックスシリーズでその阪神に4連敗を期し日本シリーズ出場を逃した読売ジャイアンツ(巨人)。その巨人の主将・阿部慎之助とアイドル女優・小泉麻耶の不倫疑惑、さらに小泉が元所属事務所幹部A氏(仮名)から性行為を迫られ、今年4月に神奈川県内の警察署に被害届を提出していたと「週刊文春」(文藝春秋/11月6日号)が報じている。



「文春」によれば、小泉はA氏から数回にわたり性行為を求められ仕事のために応じ、報復のためにその模様を隠しカメラで撮影していたといい、記事にはその一部とされる小泉とA氏の写った写真も掲載されている。記事内で阿部は「文春」の取材に対し、前事務所とのトラブルについて小泉から相談を受けていたことを認めているが、このような芸能プロを舞台にする“枕営業”まがいの行為は広く行われているのだろうか。元テレビ局関係者は話す。

「昨年12月、2012年ミス・インターナショナル世界大会グランプリでタレントの吉松育美氏が大手芸能事務所・ケイダッシュ幹部から脅迫や業務妨害などを含むストーカー被害に遭っていたと告発。刑事告訴と民事訴訟を起こし、安倍晋三首相の妻・昭恵夫人が支援活動を行い、アメリカのABCニュースやワシントンポストなどの主要メディアを含む100カ国以上の海外メディアが報じ話題を呼びました。こうした一部の古い体質をひきずる芸能事務所によるタレントへの問題行為はしばしば表面化しますが、さすがにこれだけコンプライアンスが厳しく謳われる昨今なので、世間の目を意識する特に大手芸能事務所で、日常的にそのような行為が横行しているという話はあまり聞きません」

 確かに、もし現実に横行していれば“枕営業”という言葉すらテレビで放送タブーになっているはずだが、現実にはバラエティ番組などでもタレントたちが“枕営業”をネタとして口にするくらいなので、やはりあくまで業界の噂にすぎないのであろうか。


「グラビアアイドルがメインの小規模な事務所にからむ噂話のレベルであれば、ときどき耳には入ってきますが……。ただ、数年前、某大手事務所がウチの局の幹部を接待する席に同席したことがあるのですが、その時にはウチの幹部1人と、その事務所が用意した複数人または1人の若い女性がカラオケルームのような個室に入り、楽しんでいました。ですので、世間一般と比較して芸能業界全体が性に関するモラルが低い傾向があるというのは、確かに感じる部分はあります」(同)

●阿部と小泉の不倫は“公然の秘密”?

 そんな業界の犠牲になっていたともいえる小泉から相談を受けていたという阿部だが、週刊誌記者によれば、「小泉と阿部の不倫は、スポーツ紙記者や球団関係者の間では“公然の秘密”です」と次のように話す。

「ふたりの不倫が発覚したのは2年前、12年の週刊誌報道がきっかけですが、その年の巨人優勝の立役者である阿部の火遊びに球団は見て見ぬふりをしてきました。『文春』にも書かれているように、今年のシーズン前のグアムキャンプで、阿部は日本から小泉を呼びよせて頻繁に会っていましたが、現地入りしている記者や球団関係者にバレないはずがありません。阿部もあまり小さいことに気にしない豪快な性格なので、そもそも普段から小泉とのことを隠そうという意識があるのかよくわからない場面も多く、かえって周囲や記者たちが反応に困ってしまうこともあるようです。
特に番記者たちは、阿部の不倫スキャンダルなど書けば一発で“出入り禁止”になるので、書くわけにいきませんからね」

 今年は故障の影響もありシーズンを通じて不調が続いた阿部と、大きなイメージダウンにつながる疑惑が浮上した小泉。果たしてふたりには、今後どのような展開が待ちうけているのだろか。阿部には土壇場の一発逆転ホームランで“ベテランの意地”をぜひ見せてほしいものだ。
(文=編集部)