ジャニーズタレントを牽引する存在でもある少年隊東山紀之が、無名のジャニーズJr.たちの“引き立て役”として利用されているとして、「みっともない」という声があがっている。

「最近、Jr.たちがバーター起用されやすい仕事を引き受けるなどして共演の機会も多く、さらには顔も名前も知られていないようなJr.たちを必死で“ヨイショ”している場面もみかけます。

同じ所属事務所の後輩を後押しするのは、大先輩なら当たり前のような気もしますが、いろいろと事情があるようです」(テレビ局関係者)

 ジャニーズJr.といえば、昨年いっぱいで芸能活動を引退した滝沢秀明がジャニーズ事務所の関連会社、ジャニーズアイランド社長に就任。同社は東京、関西両拠点のジャニーズJr.約300人の育成を担うだけに、滝沢はJr.たちのマネジメント、プロデュースを取り仕切る立場になったのだ。

「今、無名のジャニーズJr.たちの露出が急激に増えているんです。それは、滝沢自らが各所に頭を下げて回っているからです。やっぱりまだ現役時代のオーラが残っている滝沢さんから頼まれれば、どんなマスコミ関係者だって無下には断れないですよ。現役時代に一緒に仕事をしていた関係者も多いですから、それは影響力が違います。


 そんななか、滝沢の仕事にもっとも協力しているタレントが東山のようです。事務所の将来を案じる気持ちは滝沢と同じようで、何よりジャニー(喜多川社長)さんから滝沢に手を貸してあげるように言われているようです。だからこそ、東山が自身の仕事に無名のJr.を積極的に共演させているんです。これは東山なりのジャニーさんへの恩返しでしょう」(別のテレビ局関係者)

 一方で、スポーツ紙記者は言う。

「今月9日に東山がモバイルゲームのリリース発表会に出演した際も、CMに起用されているJr.の『7 MEN 侍』と登壇し、『侍魂を持ったすばらしい青年たち』とか『久々にジャニーさんの大技が出たな』とか散々ベタ褒めしていましたが、『これぐらい褒めておけばいいかな』という本音もチラリと垣間見せていましたね。イヤイヤやらされているわけではないでしょうけど、東山はジャニーズのなかでも最優等生なので、手の教育係としては最適任であることには間違いないでしょう」

 一見すると、一時は将来のジャニーズ社長候補とすらいわれてきた東山が、滝沢にうまく使われているようにも感じるが、こうした見方を他の芸能事務所関係者はこう否定する。


「滝沢はアイランドの社長に就任しましたが、事務所の後継者ではありません。東山が自ら事務所の将来を担う若手たちと接しているのは、東山がジャニーさんの後継者の座にもっとも近い存在だからです。メリー喜多川副社長のお気に入りでもありますし、社長就任に反対する人はいませんからね。一部では、後輩の滝沢に“出世”の道を奪われたという声もありますが、東山こそが真のジャニーさんの後継者なんです」

 滝沢と東山が、今後のジャニーズの柱になってくれることに期待したい。
(文=編集部)