カケハシ スカイソリューションズは9月9日、2020年新入社員の意識調査の結果を発表した。調査は7月10日~8月21日に実施し、カケハシ主催の新入社員研修参加者140人から回答を得た。


新型コロナの影響がなくなり、以前の生活に戻ったとしたらどのように働きたいか聞いたところ、「基本的に出社したいが、必要に応じてテレワークがあってもよい」(38%)が最も多かった。


オンライン研修参加者「肉体的に疲れた」「メリハリがつけられなかった」


「毎日出社したい」(24%)を合わせると約6割の新入社員が出社を中心に働きたいと考えていた。一方、基本的に出社はせずにテレワークで仕事をしたい人は10%だった。


会社の研修についてもオフラインを求める声が多く、所属部署の研修は75%、社会人としてのマナー研修は61%となった。働く上での人間関係や働くイメージを持つうえでの研修はオフラインを希望する人が多いようだ。一方、事業や理念など会社の概要の研修はオンライン派が57%となった。


実際にオンライン研修に参加した人からは、「肩・腰・目など肉体的に疲れた」(40.5%)、「生活環境と仕事環境が同じでメリハリがつけられなかった」(31%)、「研修内容がわかりづらいと感じた」(28.6%)などデメリットを挙げる声が寄せられた。


メリットとしては、「移動する必要がなく準備がないので楽だった」(73.3%)、「移動する必要がなく時間に余裕があった」(68.2%)という声が多く挙がった。


不安なことは「仕事を行う上でのスキル」「ビジネスマナー」


現時点で不安や心配なことについて聞いたところ、「仕事を行う上でのスキル」が最も多く66.4%だった。


2位以降は「ビジネスマナー」(45.7%)、「社会人として自立できるかどうか」(40.0%)、「職場の方とのコミュニケーション」(35.0%)と続いた。


上司に期待することは、「自分の個性や長所が活きるようサポート」(58.6%)、「良いところがあれば褒めて欲しい」(48.6%)、「社会人としての基礎を教えてほしい」などが上位だった。社会の一員としての常識や自分が役に立てるのかということに不安を感じているようだ。