【アニメキャラの魅力】残念イケメン！？変則フォームの３Pシューター「森山由孝」の魅力とは？『黒子のバスケ』

　黒子のバスケの中でも、ただ格好良いだけではない異色のイケメン、それが海常高校の三年生「森山由孝」です。彼は、そのイケメンなルックスに加え“女の子が大好き”という、健全な（？）男子高校生らしい肉食系男子の代表です。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■口癖は『運命』、根っからの王子様気質？

　森山くんの魅力は、そのイケメンな見た目ももちろんですが、その素敵な見た目を台無しにする程（？）の強烈な告白にあります。彼は事あるごとに、「君と出会ったのは運命なのかもしれない・・・」と、どこぞの白馬の王子様のような甘い台詞と『運命』というワードを、知り合ったばかりの女の子に容赦無く投げ掛けます。どれだけイケメンからの告白でも、いきなりそんな事言われれば気味悪がって女の子は逃げていきます・・・。それがイケメンな彼に彼女が居ない最大の理由・・・？決してナルシストという訳ではないと思うのですが。

　主将の笠松は、試合に関係ある場合のみどつき回して怒鳴りますが、試合が関係無い時はむしろ“引いている”様にも思えます。周りももう手に負えない事がはっきりと分かっているので、なれた調子で「はいはい。」と流すほど・・・。彼ほど『黙っていればイケメン』という言葉がしっくり来るキャラも珍しいかもしれません。

■意外とバスケに対しては熱血漢な努力家！

　女の子大好きな彼ですが、バスケか女の子かと言われれば、反射的にバスケを選ぶほどのバスケ大好き少年であり、そのバスケセンスは抜群なのです。秀徳の緑間くんもシューターですが、緑間くんとは全く違う方法で自分の才能を開花させています。苦心の末に辿り着いたのは、長い年月を掛けて開発した独自のシュートフォーム。そしてボールを無回転でゴールに届ける技術です。

　バスケが何よりも好きだからこそ、ストイックに追求してきたからこそ、彼は自分の才能の限界に出逢い、そしてチームメイトを支える為に今のシュートに辿り着いたのではないでしょうか。

　一見、非常にふざけた人物の様に見えますが、彼は天賦の才を与えられた黄瀬くんの力を認め、チームの役に立とうと自分のシュートを武器にチームを盛り上げフォローします。突出した天賦の才を妬ましく思う気持ちも全て練習にぶつけ、遜色ない特技を身に付けた努力の人「森山由孝」。やっぱり性格は少し残念ですが（笑）。その“努力”と“残念”のギャップこそが、彼の最大の魅力なのだと思います。

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★記者：める（キャラペディア公式ライター）