昨年7月8日に開幕しロングラン公演を続ける舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演。昨年の開幕期よりトリプルキャストの1人としてハリー・ポッター役を務めてきた石丸幹二が本日18日に千秋楽を迎え、終演後に石丸の最終ステージならびに開幕から1周年を記念した特別セレモニーが行われた。


特別セレモニーでは出演者のカーテンコール後に、石丸が開幕から1周年を迎えた感謝とともに自身の千秋楽を終えてのコメント、さらには2024年1月以降に再びハリー・ポッター役としてカムバックすることを発表した。

厳しいオーディション、稽古を経て2022年8月17日に本舞台初出演。以降、約1年間にわたって計188公演でハリー・ポッター役を演じてきた石丸の来年1月以降のカムバック発表に、集まった約1300人の観客から大きな歓声が沸き起こった。そしてセレモニーのクライマックスでは、石丸による「ルーモス」の掛け声をきっかけに観客のスマートフォンのライトが一斉に点灯。約1300の光につつまれた幻想的な雰囲気の中で写真撮影が行われた。
○■石丸幹二

皆様、本日は舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にご来場くださり、ありがとうございました。

この7月8日に、僕たちは1周年を迎えました。ひとえに皆様がこの作品を愛してくださったおかげと、感謝しております。
私事ではありますが、本日の公演でいったんピリオドを打ちます。思い返しますと、2020年の2月にニューヨークのブロードウェイで初めて『ハリー・ポッターと呪いの子』を観ました。まだ二部作でしたが、「演りたい」と思ったのが最初です。それから長いオーディションがあり、昨年4月にキャスト、スタッフが集まり、長い稽古が続きました。

開幕してからも、初めてのロングラン公演。質をキープしつつ、エネルギーを保ちながら勢いのある公演をお届けし、お客様に楽しんでいただくことがどれほど難しいかを皆で体験してきました。一緒にスタートを切り、手を携え、ここまで走ってまいりました。今、ここに立つメンバー、スタッフは僕の宝物です。
これからもパーフェクトな舞台を務められるよう、カンパニー一丸となって精進していくことと思います。
先ほど「いったん」と申しました。
この作品を愛しすぎている僕は「また、演りたい」と言い続けておりましたところ、来年1月に戻ってくることになりました。半年のお休み、ということですね。
これからも公演は続きます。ご来場の皆様、ぜひぜひこの舞台にまた帰ってきてください。