MMD研究所は12月15日、「2023年医療機関のデジタル化に関する調査」の結果を発表した。調査は11月1日~11月2日、20歳~69歳の男女6,000人を対象にインターネットで行われた。

○「オンライン診療」認知度は8割超

オンライン診療の認知や利用状況について聞いたところ、現在・過去を含めて8.0%に利用経験があることが判明。「オンライン診療を知らない」という人は16.9%だったことから、認知度は8割超という結果に。

オンライン診療利用経験者471人を対象に、オンライン診療を利用したきっかけを聞いたところ、「待ち時間を短縮したかったから」(29.7%)、次いで「都合のつく時間に診察が受けられるから」(29.5%)、「予約が簡単だから」(29.3%)と続いた。
○「おくすり手帳のアプリ」認知度は65%

全調査対象者に、おくすり手帳のアプリについて聞いたところ、現在・過去を含めて12.8%の人に利用経験があることが明らかに。利用経験を合わせた認知度は64.6%。
○「マイナンバーカードが保険証利用できること」認知度は83%

また、マイナンバーカードが保険証利用できることを知っているか聞いたところ、現在・過去を含めた利用経験は20.1%となり、2021年調査と比較すると、12.6ポイント増加。
利用経験を合わせた認知度は、83.1%だった。
○普段利用している医療機関への支払い方法は?

次に、普段利用している医療機関への支払い方法を聞いたところ(複数回答可)、「現金」が最多の82.9%。次いで「クレジットカード/デビットカード」(38.5%)、「QR/バーコード決済」(16.9%)と続き、2021年調査と比べて、「QR/バーコード決済」が7.3ポイント増加した。

また、医療機関への支払い方法として利用したいものを聞くと、「現金」(54.7%)が最も多く、次いで「クレジットカード/デビットカード」(49.0%)、「QR/バーコード決済」(32.9%)と続いた。