●バリ島での撮影は思い出いっぱい
CM「引越し侍」の“二代目よやきゅん(ハート)”としても話題を集めている、アイドルグループ・Peel the Appleの黒嵜菜々子が、21歳の誕生日を迎える16日に『黒嵜菜々子1st写真集 おとななこ。おさななこ。
』(東京ニュース通信社 3,500円)を発売する。同作は、かわいく幼いカット、色っぽく大人なカットまで、20歳の姿を切り取った記念すべき一冊となっている。今回、写真集発売を目前に控えた黒嵜にインタビュー。撮影の思い出やイチオシのカットなどについて話を聞いた。

○バリ島を訪れて驚いたことは?

――写真集発売が決まったときの率直な感想を教えてください。

やっと出せるんだ! と思いました(笑)。グラビアを始めてから4年ほど経つんですけど、ずっと写真集を出したかったので。なので、お話をいただいたときは、感動というより、「やっとだ……頑張ってて良かった……」という感じでした。

――感慨深い気持ちが強かったんですね。撮影はインドネシアのバリ島で行われましたが、黒嵜さんたっての希望だったとか。

打ち合わせのときに、「どこに行きたい?」と聞かれて、一言目で「バリ島に行きたいです!」と答えました。「他には?」と聞かれても、「バリ島がいいです!」と貫いていたら、本当にバリ島で撮影できることになって、すごくうれしかったです。


――バリ島にはどんなイメージをお持ちでしたか?

大自然と、いろいろな文化があるイメージでした。日本とは違う文化を感じられる国に行くのが好きなので、バリ島はずっと行ってみたかったんですよね。

――文化の違いは感じられましたか?

街中にワンちゃんがいました! 写真集にもワンちゃんと写っているカットを入れてもらったんですけど、日本で野良犬を見かけることなんて、ほとんどないじゃないですか。だけど、バリ島には当たり前のようにいて。そこで違いを感じましたし、車よりバイクが多かったのも印象的でした。あとは、お買い物するときに値切って、売店で1,000円のものが売ってたら、バリ島の人は「高い高い! 500円で!」というふうに交渉して、最後は300円になるみたいな。それも文化だなと思いました。

――日本では関西人は値切るのが得意と言われることもありますが、確かにあまり見ない光景かもしれません。

関西の方は、バリ島めっちゃ得意だと思います(笑)! 他には、現地の方の家にお邪魔して撮らせてもらったカットがあるんですけど、同じ敷地内で親戚みんなが一緒に暮らしていて、その真ん中にある家に全員が集まってくるんです。一人暮らしとかもないんだと思って、新鮮でした。

――現地の方との交流もあったんですね。言葉はインドネシア語ですか?

インドネシア語で「ありがとう」「かわいいね」「かっこいいね」だけ覚えて、それで会話してました。


――その3つを押さえておけば、大丈夫なんですね(笑)。

はい! ななこイングリッシュもあるんで、いけます!

黒のランジェリー姿も披露

○「おとななこ」なカットと「おさななこ」なカット

――ななこイングリッシュですか! 写真集タイトルの『おとななこ。おさななこ。』も、黒嵜さんがよく使っている言葉だと聞いたのですが、どのように誕生した言葉なんですか?

実は、「おとななこ」と「おさななこ」は、私が考えたものじゃなくて。最初に言い出した人は分からないんですけど、SNSに大人っぽい写真を投稿したら、「おとななこじゃん!」というコメントがきて、子どもっぽい写真を投稿したときは、「おさななこじゃん!」というコメントがきたんです。それがだんだん浸透していって、私も写真を投稿するときに使うようになりました。

――生みの親がいるわけですね。まさか写真集のタイトルにまでなるなんて、その方も驚いているはずです(笑)。

ぜひたくさん買っていただきたいです(笑)!

――記念にもなりますしね(笑)。では、写真集の中で特に「おとななこ」なカットと、特に「おさななこ」なカットを教えてください。

「おとななこ」は、黒のランジェリーのカットです。「うおっ!」と言っちゃうくらいセクシーだと思います(笑)。この衣装は、「おとななこ」を表現したいと思って、衣装選びのときに自分で選びました。
「おさななこ」は、インコと写っているカットです。この衣装のときは、路上でチェスの対戦をしてる人たちに混ざったり、撮影中なのにお店で見つけて欲しくなったものを買って身につけたり、天真爛漫なところが「おさななこ」だなと思います。

――いろんな「ななこ」を見られるんですね。

はい! カメレオンななこです(笑)。

――ななこ言葉、どんどん生まれますね! お話を伺っていると、「引越し侍」のCMを観て抱いていた印象と全く違って、そのギャップが面白いです(笑)。

どんなイメージでしたか?

――あまり喋らないクールな印象でした。

(悲しそうな表情で)よく言われるやつだ……。「性格がキツそう」と思われがちなんですけど、会ったら「すごいいい子」と言ってもらえます(笑)。今は私のことを応援してくれているファンの方なんですけど、最初は「性格キツそう」と思って、一目見たときから嫌いだったらしくて。逆に、どのくらい性格が悪いか確かめたくなるくらいだったんでしょうね。特典会に私としゃべりに来たんですよ。そしたら、めちゃくちゃファンになってくれました(笑)。


写真集で成長を実感「いろんな表情ができるように」

○写真集発売は「ゴールじゃなくて、始まり」

――すごいエピソードですね(笑)! 脱線させてしまいましたが、写真集についてもう少しお話を聞かせてください。先ほどおっしゃっていましたが、グラビアを始めてから4年ほど経ちました。出来上がった写真集を見て、成長を感じたことはありますか?

素を出せるようになったところですかね。最初の頃は、すました顔をしていれば、かっこよく見えると思っていたんです(笑)。でも、他の方のグラビアも見るようになって、楽しそうな表情もファンの方はうれしいのかなと思ったり、素の表情をしているときに、カメラマンさんから「今の顔いいね」と言われたりして、いろんなことを学ぶことができた4年でした。この写真集を見て、めっちゃ笑ってたり、素の表情があったり、いろんな表情ができるようになったなと思いました。

――黒嵜さんがグラビアを始めた経緯についてお話しているインタビュー記事を拝読したのですが、もともと、水着になることにも特に抵抗はなかったとか。

最初に「グラビアをやってみない?」と聞かれたときに、すぐに「やります」と答えました。チャンスをものにしたいタイプというか……当時も今もですが、自分はまだまだだし、もっと頑張らないと、いろんな人に知ってもらえない。なので、チャンスがあれば、全力で頑張りたいんです。

――16歳でその考え方に至っているのがすごいです。

親の影響が大きいのかもしれません。
当時から、「自分の仕事はこういう仕事で、仕事をする上でこういうことを大切にしている」というような話をされていたので。

――それで仕事論が自然と構築されていったんですね。1st写真集発売に対しても、「やっと出せるんだ!」というコメントがそれを物語っている気がしました。

まだまだゴールじゃなくて、始まりだと思っています。写真集を出しただけじゃダメで、写真集を出したことによって、いろんな人に知っていただいて、また次のステップに行かなきゃいけない。個人としては、お芝居の仕事もしていきたいし、大好きなバラエティにもたくさん出たいですし、グループにも貢献したい。そのために一人でも多くの人に写真集を手にとってもらって、その人たちにPeel the Appleのライブにも来てもらいたいと思っています。今いただいているお仕事も、事務所の方が協力してくれないとできていないわけで、感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ、現状に満足するんじゃなくて、もっと頑張って、恩返ししたいという思いもあります。

――とても素敵です。では最後に改めて、読者の皆さんに向けて、写真集の見どころをお願いします。

(ボイスレコーダーに顔を近づけて)こんばんは! 人生で初めての写真集を発売することになりました。
「おとななこ」、「おさななこ」、「ぶっ飛びななこ」「彼女ななこ」と、いろんな菜々子の表情が勢ぞろいしていると思いますので、ぜひ写真集を手にとっていただいて、楽しんでいただけたらうれしいです。

■プロフィール
黒嵜菜々子
2003年5月16日生まれ。東京都出身。アイドルグループ・Peel the Appleのメンバーとして活動しながら、グラビアやテレビ番組出演など幅広いジャンルで活躍中。引越しの見積もり比較サイト「引越し侍」CMに登場する“二代目よやきゅん(ハート)”としても注目を集めた。大の巨人ファンで知られ、「TVer」初のデイリーライブ配信となるオリジナル番組『すぽると。 on TVer』の水曜レギュラーも務めている。
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