女優の菅野美穂と俳優の赤楚衛二がW主演を務める、映画『近畿地方のある場所について』(公開中)の特別映像が、公開された。
8日に公開された同作は、初週4日間で興行収入4.4億円、動員31.8万人を記録。
今回公開されたのは、W主演の菅野と赤楚のインタビューにメイキングと本編シーンを加えた特別映像。
映像内には、初公開の本編映像も。地下資料室を飛び出し、真相を求めて“近畿地方のある場所”へ向かう千紘(菅野)と小沢(赤楚)。ベテランライターの千紘は、若手編集記者の小沢を引っ張っていく頼もしい存在のはずが、トンネルで怪異に遭遇した瞬間、態度が一変。車のハンドルを握ったまま鬼の形相で「邪魔なんだよ!」と絶叫し、そのまま怪異に突進していくという衝撃のシーンとなっている。
菅野は同シーンについて、「普段の千紘は割と喋りかけやすい感じの雰囲気だから、内側にそういう狂気があるっていうのが、今回の役の歪み、いびつなところで、おもしろさだったなと思う」とコメント。
また、同シーンの撮影は、赤楚31歳の誕生日当日に、地元でも名高い心霊スポットのトンネルで実施。現場では、菅野や白石監督、スタッフがサプライズで祝福し、赤楚は「嬉しかったなぁ。心霊スポットで31歳を迎えられるなんて、本当に忘れられないですね」と振り返りつつ、笑いを誘った。
さらに映像では、二人が「心霊スポットよりも心霊スポットらしかった」と絶賛する美術チーム渾身の撮影セットの数々についても言及。細部までこだわり抜かれた本作について、赤楚は「1度ならず2度も3度も何度も観てほしいなと思います」、菅野は「10代や高校生ぐらいでこの映画をご覧になった方は(心に何か)”残る“、そんな作品になるんじゃないかなって思います」と、それぞれ熱く魅力を語った。