Chrono24は、2018年から2026年までおよび2022年から2026年の高級時計市場を分析し、過去4年間で価値を高め続けた16モデルを公表した。
分析は、Chrono24上で取引される数千種類の時計を対象に実施した。
価格上昇率の首位となったのは、カルティエ「タンク ヴェルメイユ」(Ref.1613)で、2018年比299%上昇した。続いて、カルティエ「パンテール」(Ref.1070・イエローゴールド製)が218%増、同「パンテール」(Ref. 1057917・コンビカラー)が208%増となった。トップ20にはカルティエ、オメガ、ジャガー・ルクルトがランクインし、ロレックスは含まれなかった。
今回の分析によると、上昇率上位の多くは2018年時点で20万円から80万円ほどで購入できたモデルだった。高価格帯の人気モデルではなく、比較的手の届きやすい価格帯の時計が長期的に価値を伸ばした形だ。
一方、ロレックスは二次流通市場で高い人気を維持しているものの、継続的な上昇率では他ブランドに及ばなかった。Chrono24で最も売れている「デイトジャスト 41」(Ref.126334)は2018年比59%増で、3桁の伸び率を示したカルティエやオメガとは差がついた。Chrono24は、2月4日の最新調査結果の発表でも、ロレックスについて「投機目的での需要が減り、需要、価格ともに安定し始めたことを示唆している」と分析している。
同社は、2020年から2022年にかけてのコロナ禍で起きた高級時計ブームを、短期的な投機需要の高まりによるものだと位置づけている。価格が急騰した「ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ」(Ref. 4500V)といった人気モデルは、その後の調整局面で大きく値を下げた。一方、今回抽出された16モデルは、投機ではなく持続的な需要に支えられてきた点が共通しているという。
Chrono24ブランドエンゲージメント部門責任者のバラシュ・フェレンツィ氏は、長期的に価値を伸ばす時計について「価格の高さではなく、デザインやコレクターズアイテムとしての本質的な価値が重要だ」とコメントしている。











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