筒香嘉智DeNA5年ぶり復帰で注目集める「横浜高校タッグ」　黄金ルーキーへ期待される「好影響」とは
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黄金ルーキー、度会への相乗効果も期待されている(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

　いよいよ「ハマの主砲」が帰ってくる。

　DeNAは4月16日、筒香嘉智の復帰を球団公式Xで発表。

発表時刻は午後2時25分、ファンにとってはなじみ深い筒香の「25」番の背番号、「GO！GO！ツツゴー」に併せての発表と粋な演出には、待ちわびていたファンも「こんな発表のしかた泣く」と感動が広がっている。公式Xの中では公開入団記者会見を18日、18時より横浜スタジアムで開催と告知されており、当日はファンも無料でスタンドから入団会見を見届けることができる模様。本人の肉声が聞ける機会となり、いきなりの”胸アツ”イベントとなりそうだ。

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　筒香は2019年オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。ドジャース、パイレーツ、独立リーグを含む7球団を渡り歩いた。日米通算223本塁打の左の大砲がいかにチームに厚みをもたらすか、期待されている。

　また、横浜高校後輩とのタッグも大いに注目を集めそうだ。横浜高校出身、黄金ルーキーの度会隆輝にとっては高校の先輩にあたる。筒香は横浜高1年時から4番を任され、DeNA時代も主軸として長くチームを支えてきた。

　野球振興にかける思い、視座の高さも知られている。プロ野球だけではなく、少年野球、高校野球の課題に対しても過去には言及。過度な練習の弊害や指導者の問題にも斬りこんできた。

独自に球場建設も手がけるなど現在のプロ野球界においても異色な存在といえるだろう。

　目指したメジャーでは独立リーグも経験とさらに視野を広げたことで後輩たちに対して、どんなことを伝えていくのか。度会にとっては同じ左の大砲としての技術や、野球選手としてのふるまい、プロとしての生き方など様々な面で勉強になることも増えそうだ。

　チームにとっても現在タイラー・オースティンが右太もも裏の肉離れで離脱したばかり。一塁ポジションを埋める存在として注目されるが、チームには牧秀悟、佐野恵太、宮崎敏郎とリーグ屈指の強打者ぞろいとあって筒香が加われば、他球団からすれば、恐怖の打線となる。

　98年以来の悲願の優勝を目指すチームに欠かせないピースとなれるか。

チームの起爆剤となることを願いたい。

[取材・文／萩原孝弘]