今季はまだ白星に恵まれていないダルビッシュ。防御率も4.18だった(C)Getty Images

 パドレスのダルビッシュ有は現地4月17日(日本時間18日)、「首の張り」のため15日間の負傷者リスト(IL)に入ると、球団から発表された。

この措置は前回登板翌日の15日(同16日)にさかのぼって適用され、復帰は最短でも30日(同5月1日)以降となる。

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 今季は、3月20日に行なわれたドジャース戦で自身4度目の開幕投手を務めるなど、5試合に先発して0勝1敗、防御率4.18をマークしていたダルビッシュ。日米通算200勝まであと4勝と迫っているが、まだ今季の初白星はつかめておらず、次回登板が予定されていた20日(同21日)の本拠地ブルージェイズ戦も回避することになった。

 この発表には、パドレスの地元記者からも心配の声が上がっている。

 まず米メディア『The Athletic』でパドレスを担当するデニス・リン記者は、掲載した記事のなかで「このローテーションに絡むILの動きは懸念材料だ」と指摘。今季ここまでの投球内容については「ムラがある」と評しつつ、「彼のIL入りは、パドレスが今季最初に乗り越えなければならない注目すべき課題となるだろう」と報じた。

 さらに地元紙『The San Diego Union-Tribune』は、「チームの開幕投手が少なくとも月末まで欠場する」と速報。記事内で同紙のケビン・エース記者は、右ふくらはぎの負傷で直近2戦を休養した一塁手ジェイク・クロネンワースの存在にも触れ、「パドレスは、今季初めて負傷者の難局を乗り越えなければならない」と分析していた。

 日本人投手として最長のメジャー13年目のシーズンを迎えているダルビッシュ。今はただ一日でも早い復帰を願うばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]