4月17日(水)、シーホース三河と横浜ビー・コルセアーズとの今季最終戦。立ち上がりからハードなディフェンスで横浜BCのオフェンスを停滞させると、バランス良く得点を重ねて、25点のリードで前半を終える。

後半もディフェンスの強度を落とすことなくリードを保ち、最終スコア77-55で快勝した。

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―試合結果―
2024年4月17日(水)
三河 〇 77 – 55 ● 横浜BC
(三河通算成績 32勝22敗)

B1リーグ・シーホース三河、ホームで横浜ビー・コルセアーズに22点差で快勝!

1Q 三河 20–8 横浜BC

ハードなディフェンスとガードナーの3Pシュートで二桁リードのロケットスタート

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

エースキラーの#19西田(優)を横浜BCの攻撃の起点である#5河村にマッチアップさせて簡単にオフェンスをさせず、開始2分半に#54ガードナーの3Pシュートで先制する。

#19西田(優)のビハインドパスに#54ガードナーが合わせ、#54ガードナーの2本目の3Pシュートと快調に得点を重ね、開始5分に#11久保田のアタックで10-4とリードする。

横浜BCは#5河村を起点に反撃するが、ダブルチームを仕掛けられた#54ガードナーがオープンになった#10レイマンの3Pシュートをお膳立て。さらにポストアップから加点して17-8とリードを広げる。

その後も足を使ったディフェンスで簡単に横浜BCに得点を与えず、#7長野の3Pシュートで12点リードして1Qを終える。

2Q 三河 44–19 横浜BC (三河 24–11 横浜BC)

前半を19失点に封じるディフェンスで主導権を握り、25点リードで後半へ

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。

横浜BC#23キングに先制点を挙げられるが、#10レイマンのアタックで応戦。#0オーガストのオフェンスリバウンドから#18角野が3Pシュートを沈めて25-10と突き放す。

その後も24秒バイオレーションを誘発するなど強度の高いディフェンスを続け、開始3分半に#7長野の鋭いパスを受けた#32シェーファーがゴール下を決めて29-10と点差を離す。横浜BCはタイムアウトを取るが、#0オーガストのミドルシュートでリードを拡大する。

横浜BC#1ユトフのバスケットカウント、#11ソットのリバウンドで反撃されるが、#19西田(優)のドライブ、#54ガードナーの3Pシュートで点差を20点台に乗せる。

終盤には粘り強いディフェンスからファストブレイクに転じて#10レイマンがフリースローで得点を積み上げ、終了間際に#0オーガストが狙いすましたスティールからファストブレイクを繰り出し、44-19と25点差で試合を折り返す。

3Q 三河 64–42 横浜BC (三河 20–23 横浜BC)

横浜BCの反撃を浴びるも、崩れることなくチームディフェンスを遂行

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

横浜BC#5河村のドライブで先制を許すと、#30須藤の3Pシュートなど開始からの2分間で10-2ランを作られ、46-29と17点差まで追い上げられる。

タイムアウトで修正を図り、#54ガードナーがアタックから連続得点を奪って巻き返す。

その後は20点差を挟んでの激しい攻防が繰り広げられる。横浜BCに#15オリバーの3Pシュート、ファストブレイクなどで追撃されるが、崩れることなく#0オーガストの連続得点、#54ガードナーがリバウンドからバスケットカウントで対抗。#43イも激しいマークを受けながらも力強いアタックでインサイドをこじ開ける。

残り1分に#10レイマンの3Pシュートでリードを24点に広げるが、横浜BC#23キングのファストブレイクで返上され、22点リードで最終Qを迎える。

4Q 三河 77–55 横浜BC (三河 13–13 横浜BC)

最後まで緩みを見せず、20点差をキープして完勝

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

デザインされたオフェンスから#10レイマンが3Pシュートを射抜いて先制。さらにファストブレイクから#32シェーファーが得点して、この試合最大の27点のリードを築く。

横浜BCに#9杉浦のバスケットカウント、3Pシュートの連続得点、さらにターンオーバーから#23キングに走られて反撃の勢いを与えてしまうが、#7長野のキックアウトから#32シェーファーがコーナー3Pシュートを沈めて流れを取り戻す。

その後は約2分間横浜BCに得点を与えず、残り3分半に#27石井の3Pシュートで25点差に。40分間ハードなディフェンスを続け、#32シェーファーの豪快なアタックで締めくくり。77-55と22点差で完勝した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

40分通して良い試合ができたと思っています。入りから素晴らしく、前半を19失点で押さえることができたことはディフェンスの連動性が良かった成果だと思います。

横浜BCさんのシュートが入らなかったということも少なからずあったとは思いますが、自分たちのディフェンスで相手のシュートを落とさせるという集中力の高いディフェンスができたのではないかと思いますし、オフェンス面ではターンオーバーを少なくすることができたと思います。ただ、この数はもっと減らせると思うので、これからも改善していきたいと思います。

-アウェー・SR渋谷戦GAME1での教訓が生かされたのではないかと思うのですが、チームの成長とはどのように感じていますか。
大量リードからリードを維持して突き放すということは簡単なことではありません。

今日の試合では「40分ハードにプレーし切る」ということを実行してくれました。これを言葉にすることは簡単ですが、遂行することは決して簡単なことではありません。

今日は課題だった「ハードにスマートに、チームで一体感を持ってやる。」ということを遂行してくれたと思います。ディフェンスではチームプレーを遂行でき、オフェンスでもターンオーバーという課題を減らす事に成功することができました。