小林が開幕から攻守でチームに貢献している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
このところスガコババッテリーで存在感を示しているベテラン捕手の小林誠司が打撃でも魅せた。
4月18日に行われた阪神戦(甲子園)に「7番・捕手」で先発マスクをかぶると、2回二死二塁の好機に回ってきた打席で2ストライクに追い込まれるも相手先発、西勇輝のチェンジアップにうまくバットをあわせて、中前へ運ぶ。
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今春は開幕からベテランの菅野と再びバッテリーを組み、たくみなリードで勝ち星をもたらしている。小林は前回登板の11日のヤクルト戦でも適時打をマークしており、2試合続けて、打撃でも菅野をアシストしている。
守っては主軸の佐藤輝明から3三振を奪うなど、要所を抑え序盤に点を与えないリードも光った。
この活躍を受けて、Xでは「世界のKOBAYASHI」「スガコバ」がトレンド入り。「世界の~」とは2017年に第4回WBCで正捕手を務め、攻守で大暴れした経験から言われている小林の愛称でもある。
一時は打撃低迷でベンチを温める機会が多かった小林が今季は躍動した姿が目立つ。何より課題の打撃でしっかり結果を残しているとあって、チームを盛り立てている。阿部監督も小林が打つと「なぜかベンチが盛り上がる」と相乗効果も認めている。
チーム快進撃の要因にはゲームをしっかり締める扇の要の存在も欠かせないようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]