1月25日(土)・26日(日)の2日間、シーホース三河は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。2試合ともに延長戦にもつれ込む大接戦。

両チームともに一歩も譲らず、1勝1敗で愛知ダービーを終えた。

三河の連勝は9でストップするも、Bリーグ・中地区2位をキープ。次戦は29日(水)、1位を独走する川崎ブレイブサンダースをホームに迎える。エース・金丸の怪我が気がかりだが、安定の得点力ガードナー、好調のジョンソン、爆発力のある森川らの活躍を期待したい。

・合わせて読みたい→
リアル・ミッチー 集中力の整え方 金丸晃輔(三河)(https://cocokara-next.com/motivation/real-mitchi-concentration-kohsuke-kanamaru/)

1/26(日) シーホース三河vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ Game2レポート / 試合後コメント

2試合連続の延長戦!まさに意地のぶつかり合い!!バスケ三河v...の画像はこちら >>

―1月26日(日)試合結果―
●三河74-78名古屋D 〇
(三河通算成績14勝18敗)

1Q 三河24-15名古屋D

9点リードする好スタート

スターティング5は、#1川村、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。

序盤から名古屋Dはインサイドを積極的に攻めて先行するが、三河はピック&ロールやスムーズなパスワークから#1川村、#54ガードナーが3Pシュート、#32桜木がゴール下と多彩な形で得点を積み上げる。

開始3分を過ぎるとやや得点のペースが落ちるが、#11熊谷がショットクロックギリギリで3Pシュートを沈めて停滞ムードを打ち破り、#32桜木、#54ガードナーのインサイド、#1川村の3Pシュートと徐々に点差を広げ、9点リードで最初の10分を終える。

2Q 三河40-37名古屋D(三河16-22名古屋D)

終盤追い上げられ、3点リードで前半を終える

スタートは、#2岡田、#7長野、#21ジョンソン、#24加藤、#54ガードナー。

#21ジョンソンのダンクでリードを二桁に乗せると、#7長野が高速ドライブでレイアップを決めて主導権を奪う。タイムアウトで修正を図った名古屋Dに6点差に追い上げられるが、#21ジョンソンのリバウンドや#9森川、#54ガードナーの連続3Pシュートで対抗。しかし名古屋D#21笹山にブザービーターを決められるなど9点を奪われ、3点差に迫られる。

3Q 三河52-52名古屋D(三河12-15名古屋)

熾烈なディフェンスゲームに

スタートは、#1川村、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。 後半は激しい守り合いに。#21笹山を中心にオフェンスを組み立てる名古屋Dに、開始4分45-45の同点に追いつかれるが、#11熊谷と#54ガードナーの2メンゲームで崩して最後は#32桜木が合わせるなど、冷静なチームオフェンスですぐにリードを奪い返す。以降はリードチェンジを繰り返す一進一退の攻防が続き、52-52の同点のまま最終Qを迎えた。

4Q 三河65-65名古屋D(三河13-名古屋D13)

11点のリードを築くも、名古屋Dの反撃を浴びて延長へ突入

スタートは、#1川村、#7長野、#21ジョンソン、#24加藤、#54ガードナー。

ハードなディフェンスを継続し、開始からの約4分間名古屋Dのオフェンスを沈黙させると、#54ガードナーを起点にオフェンスを展開。力強いポストアップやリバウンドをねじ込むと、#1川村の3Pシュートもアシスト。青いブースターからはガードナーコールが沸き起こる。 タイムアウトで反撃の糸口をつかみたい名古屋Dだったが、#24加藤がルーズボールにダイブしてマイボールにするなど、身体を張ったプレーで付け入る隙を与えない。

9点リードで迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#21ジョンソンがパスカットから華麗なロールでかわしてリングへ一直線。レイアップを沈めてリードを二桁に乗せるが、ここから名古屋Dは#9安藤の3Pシュートを口火に猛追。

残り2秒に#24バーレルの得点で65-65に同点に追いつかれ、2戦連続でオーバータイムにもつれ込んだ。

EX1 三河74―78名古屋D(三河9-13名古屋D)

最後まで一歩も引かず反撃するも、4点差で惜敗

スタートは、#1川村、#11 熊谷、#21ジョンソン、#24加藤、#54ガードナー。

勢いに乗る名古屋Dに#20アームストロング、#24 バーレルの得点で先手を取られる。#21 ジョンソン、#54 ガードナーが食らいつくが、残り1分半、名古屋D#21笹山にミドルシュートを決められ、73-69とリードを4点に広げられる。

最後はファウルゲームに持ち込み、#11熊谷の3Pシュートで粘ったが、名古屋Dに逃げ切られ、「愛知ダービー」は1勝1敗の痛み分けに終わった。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

今日は入り方も非常に良かったですし、ミスも少なくパスも回っていたんですが、だんだんシュート確率が下がってしまいました。あと1本だったんですが、そのシュートを最後入れられませんでした。

いい形で打って落ちてしまったシュートは仕方ないですし、リバウンドもしっかり頑張っていましたので、内容的には良かったんですが、負けてしまった非常に残念な試合でした。


スコア的に今日はディフェンスのゲームだったかと思いますが、昨日の悔しさを前面に出してきた名古屋Dさんの粘り勝ちで、我々が守りに入ってしまったことも原因の1つにあると思います。

またすぐに川崎戦があるので、切り替えて頑張ります。

-#14金丸選手の欠場と怪我の状態について
本人からはひねったと聞いています。検査中の状態で詳しいことはわかりませんが、怪我の箇所は腰です。

1/25(土) シーホース三河vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ Game1レポート / 試合後コメント

2試合連続の延長戦!まさに意地のぶつかり合い!!バスケ三河vs名古屋Dの愛知ダービーは1勝1敗

―1月25日(土)試合結果―
〇三河98-93名古屋D ●
(三河通算成績14勝17敗)

1Q 三河21-31名古屋D

ハイペースに得点され、二桁ビハインドでスタート

スターティング5は、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。

名古屋D#21笹山に連続3Pシュートを浴びて出鼻をくじかれるも、慌てることなくチームオフェンスを遂行。#54ガードナー、#14金丸の得点で追いかけるが、名古屋Dに高確率にシュートを決められ、徐々に点差が開く。


残り2分半、コートに入ったばかりの#7長野が狙いすましたパスカットから速攻に転じてバスケットカウントを奪取。チームにエナジーを吹き込むと、#14金丸、#32桜木がたたみ掛けて4点差に迫る。しかしその後も名古屋Dの得点ペースが落ちず、 31–21とビッグクォーターを作られてしまう。

2Q 三河43-54名古屋D (三河22-23名古屋D)

16点のリードを許すも、3Pシュート攻勢で踏みとどまる

スタートは、#2岡田、#7長野、#14金丸、#21ジョンソン、#54ガードナー。

劣勢を覆すベく、#7長野、#2岡田が積極的にリングに向かう。#54ガードナーの3Pシュートや、#2岡田が絶妙なカットインで#21ジョンソンのパスを呼び込んで反撃するが、名古屋D#19西田、#21笹山に決め返されて16点のビハインドを背負う。

#21ジョンソン、#7長野の連続3Pシュートで食らいつき、#9森川の3Pシュートで7点差に詰め寄るが、名古屋D#21笹山、#24バーレルに突き放され、11点を追って試合を折り返す。

3Q 三河67―69名古屋D(三河24-15名古屋D)

ガードナー9得点、川村8得点で2点差に迫る

スタートは、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。

ディフェンスを締め直して名古屋Dの勢いを止めると、#1川村、#21ジョンソンの連続得点で追い上げるが、名古屋Dも#24バーレルを中心に渡り合い、点差が縮まらない我慢の時間が続く。

残り4分半、#54ガードナーのバスケットカウントでようやく一桁点差の壁を越えると、ここを勝負どころと見極めて一気にギアを上げる。速い展開から#1川村が3Pシュートを突き刺さすと、#9森川がボールをスティールし、それを自らの3Pシュートにつなげる。さらに#11熊谷、#1川村、#54ガードナーの連携プレーで1点差に迫る。69-67と射程圏内にとらえて最終Qを迎えた。

4Q 三河 86–86 名古屋D(三河19–17名古屋D)

両者譲らず、オーバータイムへ突入

スタートは、#7長野、#9森川、#11 熊谷、#21ジョンソン、#54ガードナー。

#54ガードナーのゴール下で同点に追いつくと、開始2分半に#7長野の鮮やかなパスから#21ジョンソンがアリウープを叩き込んで71-73と試合をひっくり返す。

その後はダービーらしく両者のプライドがぶつかり合う激しい展開に。名古屋Dが#21笹山の連続3Pシュートで再び流れを傾けようとすれば、#24加藤が3Pシュートを立て続けに射抜いて応戦。名古屋D#24バーレルがゴール下を決めれば、#54ガードナーがパワーで押し込む。

残り1分半、#54ガードナーの連続得点で82-86と前に出るも、名古屋Dに#8張本、#24バーレルの得点で追いつかれ、オーバータイムに突入した。

EX1 三河98-名古屋93(三河12-7名古屋)

大青援を力に、川村のビッグショットで9連勝

スタートは、#1川村、#11熊谷、#21ジョンソン、#24加藤、#54ガードナー。

序盤は一進一退の攻防が続くが、残り2分、#54ガードナーのパワーアタックで91-93と勝ち越すと、#11熊谷がドライブしながら逆コーナーでフリーになった#1川村を見逃さずにパスを送る。ここで#1川村がクラッチシューターの真価を発揮。放った3Pシュートは弧を描いてリングをとらえて、5点のリードを奪う。

ホームのような大青援を追い風に、ハードなディフェンスで名古屋Dの追撃を振り払い、93–98で試合終了。連勝を9に伸ばした。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

今日は名古屋Dさんの出だしが非常に素晴らしかったと思います。3Pシュートも7割くらいの確率で入れられてしまいました。ただ、我慢してディフェンスすることで後半、なんとか追いついて、延長で勝つことができて非常にいいゲームだったと思います。

個人能力が高い選手たちがオフェンスもディフェンスもチームで戦えるようになって、勝てるようになってきました。勝つことでチームは成長しますし、自信にもなっています。

明日もタフなゲームになると思うので冷静に頑張りたいと思います。