村上はここまで12号をマークと圧巻の成績を残している(C)Getty Images

 MLB公式サイトは4月30日、打者の最新パワーランキングを発表した。これは現地4月28日までの成績を基に、同サイトのエキスパートたちが投票で選出したもの。

【動画】あのスイングは汚いと羨望のまなざしを受けている村上の12号アーチシーン

「最新の打者パワーランキングのトップに立ったのは左打ちのスラッガーだが、1位で見慣れているあの選手ではない。大谷翔平は今年の過去2回のパワーランキングでいずれも首位を独占してきたが、打撃面でやや精彩を欠いており、今回はその座を譲った」と今年3回目にして、ドジャースの大谷が選外となった。

 大谷を退け1位に立ったのは、前回2位だったアストロズのヨルダン・アルバレス。28日までに11本塁打を放つだけでなく、打率.355、出塁率.463、長打率.736と高い数字を残していた。「昨年は故障に泣かされたが、今年はキャリアの中で最も高い割合でボールを引っ張り、フライボールを打ち続けている」と評価した。

 2位にヤンキースのアーロン・ジャッジが入り、以下はヤンキースのベン・ライス、エンゼルスのマイク・トラウト、ドジャースのマックス・マンシーと続く。

 そして唯一の日本人選手として、これまでのランク外から6位に飛び込んできたのがホワイトソックスの村上宗隆だ。

 「村上は屈指のスラッガーという期待を背負って海を渡ったが、すぐさまその実力を周囲に知らしめた。12本塁打はジャッジと並んでメジャー最多で、キャリア最初の12長打は全て本塁打だった。これは1900年以降のメジャーリーグにおいて最長の記録だ」

 さらに衝撃のムーンショットとなった4月27日の12号についても言及。打球角度48度、滞空時間6.1秒という驚きの一発には、生粋のスラッガーであるという証明が詰まっていた。メジャーリーグの計測システム「スタットキャスト」が導入された2015年以降、打球角度49度以上で本塁打となった当たりは、わずか8本しかない。

 7位以降はブレーブスのマット・オルソン、タイガースのケビン・マゴニクル、レッズのサル・スチュワート、ナショナルズのジェームズ・ウッドだった。ここまでの10人がランクイン。大谷にも票は入っていたが、10位以内には入れず選外となった。

 打者パワーランキングに起きた大きな地殻変動。村上のさらなる浮上はあるのか。そして得意の5月、6月を迎える大谷の巻き返しは。注目のビルボードの行方は、2人の日本人選手がキーマンとなっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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