大相撲春巡業を途中休場していた大関・安青錦(安治川)が29日、東京・江東区の部屋で行われた朝稽古で汗を流した。四股、すり足、新たに取り入れた空気いすなどの基礎運動に時間を割いた。

 この日は元大関・琴奨菊の秀ノ山親方が師匠の秀ノ山部屋が、出稽古に来ていた。自身の稽古の合間には、三段目以下の力士による申し合い稽古の様子を見つめた。昨年8月から同部屋で研修生として生活しているエストニア出身のザドロズノイ・アナトーリが、豪快な投げ技で三段目力士を転がすと、驚いた様子で笑みを浮かべた。その後は直接、助言する場面もあった。

 またぶつかり稽古は同じく出稽古の幕下・誠雄、序二段・康誠に胸を出した。誠雄には昨年九州場所前の出稽古に来た際にも胸を出しており、20歳のホープの当たりを受けると笑顔に。「強くなってるなと感じた。他の部屋の力士でも関係なく、歳も近いし、頑張っているので」と成長を喜んだ。

 新弟子検査の体格基準の事実上撤廃により、24年に160センチで入門してきた康誠については「初めて胸を出した。面白い相撲を取っている。上に上がったら、人気が出るなという感じがする」と、期待を口にした。

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