大相撲春巡業を途中休場していた大関・安青錦(安治川)が29日、東京・江東区の部屋で行われた朝稽古で汗を流した。四股、すり足、新たに取り入れた空気いすなどの基礎運動に時間を割いた。

ぶつかり稽古では出稽古に来ていた秀ノ山部屋の力士に胸を出し、最後は自身もぶつかった。

 初の綱取りに挑んだ春場所は7勝8敗で、入門後初の負け越し。春巡業は左足小指骨折の影響で、先月31日から休場していた。現在の状態については「(患部は)治療をしっかりしてるので、少しずつ良くなっている。(休場中は)ちょこちょこ稽古場に降りて、できることをやっていた。出場を目指して頑張っている」と話した。

 先場所の負け越しで、夏場所(5月10日初日、両国国技館)をカド番として迎えることについては「次に向けてやるしかない。自分が負け越しても、川の中で魚は動いているし、いつもの電車も通っている。そこまで大変なことではない。しっかり次に向けてやっていきたい」と前を向く。

 今後は出稽古での調整を視野に入れており、5月1日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見へも参加の意向を示した。春場所後には霧島(音羽山)が大関再昇進を果たして、来場所は3大関となる。

「ファンから見たら、もっと面白くなってきたなという感じがすると思う。自分のやることは変わらないので」と、冷静に語った。

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