MLB公式は「必要な仕事をきっちりやってのけた」と評価した(C)Getty Images

 またも背番号17が投打で主役となった。

 ドジャースの大谷翔平が現地時間5月20日のパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。

初回の第1打席で第8号本塁打を放ち、投げては5回を無失点に抑えるパフォーマンスを見せ、チームの4-0の勝利に貢献した。敵地での首位攻防3連戦の最終ゲーム、前日に続きドジャースが制しており、大谷は今季4つ目の白星を手にしている。

【動画】これぞ二刀流復活!大谷の先頭打者弾、8号アーチシーン

 4月22日のジャイアンツ戦以来となる「二刀流」出場となった大谷はこの日、5度打席に立ち、初回の本塁打の他、5回には四球でも出塁。追加点のホームを踏んでいる。投手でも、今季最短の登板となったものの、パドレス打線をわずか3安打に抑えるなど、打席とマウンドの両方で存在感を放った。

 また5回のマウンドでは、連続してヒットを許した後、四球でもランナーを出し1死満塁のピンチを背負いながら、フェルナンド・タティスJr.を一球で併殺打に打ち取っている。直後に大きなリアクションで喜びを表現した大谷は、その表情にも表れていたように最後まで集中力を切らさず、先発投手としての役割を十分に果たした。

 敵地での先頭打者本塁打など、観客の度肝を抜いたこの日の大谷のパフォーマンスには、メジャー『MLB.com』によるレポート記事でも大きく取り上げられている。

 同メディアによると、大谷の初回のアーチについて、「この試合開始早々の一発は、メジャーリーグ史上2例目となる投手による先頭打者ホームランだった。最初の記録もオオタニが打ち立てたもので、昨年のナ・リーグチャンピオンシップシリーズ第4戦で見事な二刀流の活躍を見せた際のものだった」などと説明。

 大谷のみにしか成しえない偉業を伝えるとともに、投球内容にもフォーカス。「今季初めて6回を投げ切れなかった。

5回無失点、4奪三振、2四球、被安打3という内容。投球数88球は、今季初登板以来で最少だった」と綴っている他、「オオタニが投げた最終回は、今シーズンの中でも特にプレッシャーの掛かる場面の一つだった」とレポートしている。

 同メディアは、この日のプレーを振り返りながら、「オオタニの最大の才能の一つは、おそらく“切り替え能力”なのだろう」と指摘。その上で、「打者としての結果を投球へ引きずらず、逆もまた然り。直近3試合では二刀流をこなしていなかっただけに、この日は投打の結果が注目されるゲームだった。そして本人が完全には満足していなかったとしても、必要な仕事をきっちりやってのけた」などと賛辞を続けた。

 投打の活躍で、同地区ライバルの前に大きく立ちはだかった大谷。改めて、その驚異的なポテンシャルを見せつけるゲームとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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