米Valveは5月27日(現地時間)、携帯型ゲーミングPC「Steam Deck OLED」の在庫回復に合わせ、販売価格を改定した。米国では512GBモデルが従来の549ドルから789ドルに、1TBモデルが649ドルから949ドルに引き上げられた。
同)で、いずれも4割を超える上昇率となる。
新価格は米国に加え、カナダ、欧州、英国、オーストラリア、ポーランドなど、Valveが直接販売する主要な国・地域で適用されている。
Steam Deck OLED 512GBモデル:549ドル → 789ドル(CAD 1,129/EUR 779/GBP 649/AUD 1,199/PLN 3,279)
Steam Deck OLED 1TBモデル:649ドル → 949ドル(CAD 1,349/EUR 919/GBP 779/AUD 1,429/PLN 3,879)
Valveは今回の価格改定について、メモリおよびストレージのコスト上昇を理由に挙げている。本体仕様に変更はなく、新価格は部品コストの現状と、業界全体に及ぶ物流面の課題を反映したものだとしている。
Steam Deckは、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」のゲームを持ち運んで遊べる携帯型ゲーミングPCである。OLEDモデルは、液晶モデルに比べて表示品質やバッテリー駆動時間などを強化した上位機種として2023年に投入された。液晶モデルは2025年末に生産を終了しており、今回の販売再開および価格改定の対象には含まれない。
日本ではKOMODOが正規販売代理店を務める。同社は物流コストの上昇および為替環境の変動を踏まえ、3月にSteam Deck OLEDの512GBモデルを84,800円から99,800円に、1TBモデルを99,800円から114,800円にそれぞれ引き上げた。今回の米国などにおける改定が、日本市場の価格にさらに波及するかどうかは現時点では明らかになっていない。
2026年に入り、AI向けデータセンター投資の拡大を背景に、メモリやストレージの需給逼迫がPC・ゲーム機関連製品にも影響を及ぼしている。Steam Deckも例外ではなく、2026年2月頃から世界各地のSteamストアでOLEDモデルの在庫切れが断続的に続いていた。
コストパフォーマンスに優れた携帯型PCゲーミング端末として市場を牽引してきたSteam Deckだが、今回の改定により1TBモデルは1,000ドルに迫る価格帯となった。大幅な値上げが今後の携帯型ゲーミング機器市場やユーザーの購入意欲に与える影響が注目される。
携帯ゲーム機では、任天堂も5月25日に「Nintendo Switch 2 日本語・国内専用」の希望小売価格を49,980円から59,980円に改定した。米国、カナダ、欧州でも9月1日に価格を引き上げる予定で、米国では449.99ドルから499.99ドルとなる。











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