SNSの普及が進み、有名人への誹謗(ひぼう)中傷や、誹謗中傷によるいじめのニュースが後を絶たない昨今。2022年に総務省の誹謗中傷ホットラインが受理した連絡件数だけでも2152件にのぼる。

侮辱(ぶじょく)罪に新たに懲役・禁錮、罰金が加わり、SNS上での誹謗中傷など、悪質な行為への対処がこれまで以上に厳しくなってから1年以上経つが、この問題についてユーザーはどのような意識を持っているのか。今回は、BIGLOBEが実施した「インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査」の結果を紹介していきたい。

■誹謗中傷を“書き込んだ”人より“書き込まれた”人が上回る結果に

 今回「BIGLOBE」が行った意識調査は、全国の20代から50代までの男女1000人を対象に、インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査を、アンケート形式で実施したもの。

 まず「インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込まれたことがあるか」と質問したところ、「ある」と回答した人の割合は10.9%という結果に。年代別に見ると、「(書き込まれたことが)ある」と回答した人の割合が一番多いのは30代で13.6%であった。

 反対に「インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込んだことがあるか」と質問したところ、「ある」と回答した人の割合は6.3%に。年代別に見ると「(書き込んだことが)ある」と回答した人の割合が一番多いのは20代で10%という結果だった。

 全年代で、書き込んだ人よりも書き込まれたことがあると回答した人の割合の方が多いという結果が明らかになった。


■インターネット上への投稿は約半数が「誹謗中傷にならないように投稿」

 「インターネット上に何かしらの投稿をしたことがあるか」と質問したところ、39.4%が「ある」と回答。年代別に見ると、20代では半数以上の52.4%が「(投稿をしたことが)ある」と回答した。

 続いて、インターネット上に何かしらの投稿をしたことがあると回答した394人に「インターネット上に何かしらの投稿を行う際の考え方」について質問したところ、「誹謗中傷にならないように必ず確認をして投稿をしている」と回答した人の割合は約半数であった。年代別に見ると一番割合が高かったのは30代で55.7%だった。


 反対に、「何かを考えて投稿することはない(何も考えていない)」と回答した人の割合が一番多かったのは50代で23.6%、一番少なかったのは20代で16.8%であった。50代は投稿する人の割合は少ないものの、投稿する前に何も考えずに投稿する人の割合が一番多いという結果となった。

■誹謗中傷に関する条例の制定は「厳罰化を望む」が8割強

 最後に「侮辱罪の厳罰化やインターネット上での誹謗中傷に関する条例の制定について」を質問したところ、「厳罰化を望む」「やや厳罰化を望む」を回答した人の合計の割合は82.7%と8割を超えることが分かった。

【「インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査」概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:8月8日(火)~8月9日(水)
調査対象:全国の20代~50代までの男女1000人

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