8月上演される『シュレック・ザ・ミュージカル』トライアウト公演の出演者が解禁された。主人公シュレックをspi、ヒロインのフィオナを福田えりが務める。



【写真】シュレックを演じるspi

 アニメ映画『シュレック』を元に2008年にブロードウェイにてミュージカル化された本作が、日本初上陸。本公演の全キャストはオーディションで選出された。翻訳・訳詞を担うのは小島良太。演出・振付を岸本功喜が務める。

 物語の主人公は、人里離れた森の沼のほとりに住む怪物シュレック。彼にまつわる恐ろしい伝説とは裏腹に、気ままな生活を送っていた。
そんなある日、領主によって国を追放されたおとぎ話の住人たちが、シュレックの住む森に押し寄せてくる。静かな生活を取り戻したいシュレックは、追放令を取り消すよう領主ファークアード卿に交渉。真の王になるためにプリンセスとの結婚をもくろんでいたファークアード卿は「自分の代わりにドラゴンと戦って、とらわれの姫フィオナを救い出せ」と交換条件を出す。仕方なくシュレックは、お調子者のしゃべるロバ・ドンキーを道連れに、沼を取り戻すため冒険の旅に出たが…。

 この度、1300を超える応募の中からオーディションによって選ばれた出演者と公演詳細が解禁。

 主人公シュレックに、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』ニック・マッシ役、ミュージカル『オリバー!』のビル・サイクス役、ミュージカル『手紙 2022』にて主人公の兄・武島剛志役や、ミュージカル『刀剣乱舞』では蜻蛉切役を演じてきたspiが決定186cmの体と舞台『信長の野暮』や『テレビ演劇サクセス荘』でいかんなく発揮されたコメディーセンスで今作のシュレックを演じる。


 ヒロインとなるフィオナは、現在東急シアターオーブにて上演中の『THE BOY FROM OZ』や『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』『プロデューサーズ』『天保12年のシェイクスピア』『モーツアルト!』『エリザベート』などに出演、11月には『天使にラブ・ソングを~シスターアクト~』ティナ役での出演も控える福田えりが抜てき。

 しゃべるロバ、ドンキーには、有名テーマパークでアクター・シンガー・MC・キャラクターボイスを務めるほか、『東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”イン・コンサート』やミュージカル『BKLYN』へ出演、近年ではミュージカル『イン・ザ・ハイツ』『The View Upstairs』、舞台『「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage』で歌唱指導を務める吉田純也。

 ファークアード卿は、1999年『RENT』でミュージカルに出演以降、『レ・ミゼラブル』マリウス役、『ミス・サイゴン』トゥイ役、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』アルフレート役、『天使にラブ・ソングを~シスターアクト』TJ役、その他『スカーレット・ピンパネール』『JAMIE』など数多くの大作ミュージカルのメインキャストとして活躍する泉見洋平が務める。

 このほか、ジンジャーブレッドマン役を岡村さやか、ドラゴン役を須藤香菜、ピノキオ役を新里宏太が務める。

 spiは「僕は王子様系ミュージカル俳優でもなく、トレンディ俳優でもない、モンスター系ミュージカルモンスター俳優なのでシュレックを絶対やってみたいという気持ちがあり、オーディションに参加させていただきました。今回やらせていただけることになって本当に嬉しいです。
みんなの想いを背負って、楽しんでやりたいと思ってます!」とコメント。

 福田は「全キャストオーディションというのを見て、チャレンジしたいと思いました。フィオナ役に決まったと連絡をいただいた時はビックリしすぎて『私がフィオナですか?!』と何度も確認してしまいました。フィオナはプリンセスではありますが、かなり個性的なキャラクターでもあるので、自分なりのフィオナを作り上げていきたいです」と話している。

 『シュレック・ザ・ミュージカル』トライアウト公演は、8月15日~28日、東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演。