中国で配信開始わずか4時間で1億再生突破、配信ドラマ再生ランキングでは初回から最終回まで1位を独走した大ヒットドラマ『プラチナの恋人たち』は、アジア中の女性をときめかせたロマンティック・ラブストーリー。本作で主人公カップルを演じた、中国のトップスターのヤン・ヤンとディリラバの2人に、本作での役どころや見どころについて聞いた。
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■“普通のストーリー”だからこそリアリティがある
ーーご自身が演じた役はどんなキャラクターですか?
ディリラバ:チアオ・ジンジンはスター女優で、とても活発で可愛いらしい性格です。彼女は高校時代に憧れの優等生ユー・トゥーに自分から告白して振られてしまいます。でも、それぞれ大人になってキャリアを積んでから再会を果たし、恋の火花が散り始めます。
ヤン・ヤン:ユー・トゥーは技術者として宇宙開発の夢を抱いていますが、多くの挫折も味わいます。彼が現実にぶつかって夢を諦めようとした時に、思いがけず再会するのがチアオ・ジンジンです。高校時代は彼女の良さに気づいていなかった彼ですが、自分の仕事、自分の夢を応援してくれる彼女と時間をかけて愛を育んでいくことになります。
ーーそれぞれの役で心に響いたところはどこですか?
ディリラバ:仕事に真面目に取り組むところですね。彼女も私と同じように仕事の上でうまくできないことがあったら、必ずうまくできるようになるまで一生懸命頑張ります。それから、私自身は言いたいことがあっても言えないタイプなのですが、ジンジンは自分の内面の気持ちをはっきりと言葉にして伝える率直さがあります。そんなところが羨ましいと思いました。
ヤン・ヤン:夢を追いかけているところですね。彼は宇宙開発事業のために精一杯頑張り、妥協せず、常に研究を重ねています。
ーー主人公カップルの恋が加速する瞬間はどこですか?
ヤン・ヤン:ジンジンがトゥーに対してマウントを取ろうとする友人たちに一杯食わせた後、2人が彼女の家で一緒に高級ワインを飲むところですね。そのことがあってからトゥーのジンジンに対する態度が少し変わります。そこから少しずつ甘い感じになっていくんです。このドラマの甘さは硬いキャンディとは違う甘さ。とても繊細で心地よくなる甘さです。
ディリラバ:このドラマは付き合い始めた2人に何か大きな事件が起きたり、家族の反対といった障害が立ちはだかったり、そういう大げさなことが起こらないごく普通のストーリーなんです。ジンジンがスターという設定以外は、2人の恋愛のプロセスもすごくリアリティがありますし、誰もが共感できると思います。
■クライマックスは「自然と涙がこぼれてきました」
ーーこのラブストーリーが視聴者に支持された理由は何でしょうか?
ディリラバ:トゥーとジンジンはお互いに相手に良い影響を与えポジティブに向上していきます。こうした恋愛関係が視聴者のみなさんから支持されたのだと思います。
ヤン・ヤン:ラブストーリーにおいて重要なのは主人公カップルの関係ですよね。
ーー本作のラブストーリー以外の見どころはどこですか?
ヤン・ヤン:人生は簡単にはいかないと悩む現実的な人間ドラマがあるところです。トゥーには宇宙に対する愛情や情熱がありますが、もっと給料のいい仕事という選択肢も待ち受けています。でも、最終的に彼は宇宙への夢を選び、物語の最後で自分が研究してきた宇宙探査ロケットの発射に立ち会うことになります。
ディリラバ:そうした宇宙開発のエピソードも見どころですね。宇宙探査ロケットの発射を見守る最後のクライマックスは本当に感動しました。この瞬間は本当に貴重な体験だと感じて涙があふれてきて、発射が成功してほしいと心から思えたんです。この場面で泣く演技をしようなどとあらかじめ考えていたわけではなく、自然と涙がこぼれてきました。とても感慨深かったですね。
ーー今後、どんなドラマや役柄にチャレンジしていきたいですか?
ディリラバ:この年齢になって高校生役や20歳過ぎの可愛らしい女性役というのは、たとえ他人が演じられると思っても、自分には合わないのではないかと思っています。とにかく今は、自分の年齢に合った役に幅広くチャレンジしていきたいです。
ヤン・ヤン:最近、みなさんが僕を見る機会は減っていると思うんです。僕は1つの作品を長く撮っていることが多いからです。今、1年に撮る作品は1、2本だけです。これは役に対する愛情があるからです。イベントなどに出演する機会も減りましたが、みなさんにはぜひ俳優としてのヤン・ヤンを観ていただきたいと思っています。
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