『アウト×デラックス2022 禁断の復活 レジェンド大集合SP』が、フジテレビ系にてあす12月30日23時10分から放送される。上沼恵美子山崎まさよしのほか、“どんな食べ物もむかないで食べる男”や“アウトローなジャズシンガー”まで、アウトなゲストが続々登場する。



【写真】山崎まさよし、『アウト×デラックス2022 禁断の復活 レジェンド大集合SP』に登場!

 『アウト×デラックス』は、“アウトとグッドは紙一重である”という番組コンセプトのもと、独特の世界観を持って生きているこだわりの人たちを招き、矢部浩之ナインティナイン)、マツコ・デラックスと共に、アウトなトークを展開するトークバラエティー。3月にレギュラー放送が終了、9年の歴史に幕を下ろしたが、今回、レギュラー放送終了から9ヵ月ぶりに特番として復活した。

 オープニングでは久しぶりに集まったアウト軍団一人一人に近況を聞いていく。番組終了から9ヵ月がたち、アウトメンバーはパワーアップしているようで、“ひふみん”こと加藤一二三は今年度の文化功労者に選ばれ天皇皇后両陛下と面会。1億円以上を美容整形に投じ、自身のYouTubeチャンネル『整形ちゃんねる』が大人気のアレンは、バストサイズがJカップに進化。塚田僚一(A.B.C‐Z)はボディービルの大会に出場し色黒となり、ロシア出身のタレント・小原ブラスは国際情勢の変化によって、もともとのキャラとは違う社会派タレントに。


 女性陣では、矢部美穂は騎手の山林堂信彦と結婚、遠野なぎこはできたてホヤホヤの彼氏と幸せに暮らし、映画ライターの森田真帆はハリウッドで制作費1億円レベルの映画制作を?などなど、アウトっぷり健在の面々に、矢部・マツコも驚きを隠せない様子。

 そして、矢部から「遠野なぎこを失禁させるアーティスト」と紹介されると、遠野が20年来の大ファンだという山崎まさよしが登場し、「きゃー!」と絶叫する遠野。「本人を目の前にしたら泣くとかではなく、失禁する」と話す遠野が山崎を好きになったのは、25歳の時に急に夢に山崎が出てきてから。そこから恋に落ち、すぐにファンクラブに入会。「彼と出会うために芸能界に入ったと言っても過言ではない」「『アウト×デラックス』に出たのもいつか彼とお会いするかもと思ったから」と熱弁する。

 遠野が山崎を好きになるのは分かると共感するマツコ。
「男性としてのエロスを感じる」「世界で一番エロい」と山崎の魅力を語る遠野に、山崎は「光栄です」と言いながらもあまりの熱意に少しおびえている様子。

 そんな山崎だが、番組に登場したからにはアウトな面があるというのか? 実は山崎は“ギターよりもノコギリばかりひいている”DIYが大好きな男だと山里亮太が明かす。ただ、木材をカットするだけでなく、溶接まで自分で行うほどのDIY好きという山崎は「電動ノコギリを自分で作ったことがある」と話し、それには矢部も「アホですね!」とアウト認定。

 そんな山崎、DIYが好き過ぎて、自身のYouTubeチャンネルが“ほぼDIYチャンネル”になっているという…。しかし、チャンネルの動画の中で再生数が多いのはあくまで音楽系の動画で、山崎のDIYの動画は再生回数が思わしくない結果となっている様子。ファンに求められているのは、あくまで音楽活動を動画として上げてほしいということなのか? 山崎のYouTubeのコメント欄にはファンの正直な声が記されていた。


 最後には、『アウト×デラックス』の歌姫・柿沼しのぶが山崎の名曲「One more time, One more chance」をYouTubeで人気の『THE FIRST TAKE』風に歌い上げる様を山崎本人に見せることに。本家の『THE FIRST TAKE』ではあり得ない柿沼の歌唱にマツコは「何を見させられているの!?」と困惑。しばらくテレビで見ることができなかった柿沼のアウトっぷりは健在。

 一方、戦慄かなのが「神様」とあがめるのがジャズシンガーの坂田佳子。矢部から「西成で話題のアウトなジャズシンガー」と紹介されると、奇抜な服装で登場。大声を張り上げながら、いきなりアウト軍団に絡んでいく坂田に、スタジオ一同あっけにとられる。


 坂田は大阪・西成を拠点に活動するジャズシンガー。破天荒なキャラクターとパワフルな歌声がYouTubeで取り上げられると、その強烈すぎるキャラが話題に。今では坂田の生歌を聴きたいと全国のファンが彼女の元へ集まっているという。

 もともとは高級クラブで活躍するジャズシンガーだったが、お酒での失敗から、気づけばディープな街・西成が活動拠点に。波乱万丈な人生経験から出るリアルなアドバイスをもらうために彼女の元を訪れるファンもいるんだとか。しかし、坂田は一度お酒が入ってしまうと、アウトな言動がつきないという。
ライブ前からアルコールを注入し、ライブハウスを出禁になったことも。そして、活動拠点であるはずの西成の居酒屋もほぼ出禁。遠野やマツコはYouTubeで坂田の存在を知っていたが、「YouTubeで見るよりひどいわね?」と生の坂田に衝撃を受けた様子。

 一方、坂田をよく知る人物に坂田の素顔をリサーチすると、意外な一面が。「こう見えて一人でお風呂に入れない」など、イメージとは違う坂田のアウトな面が山里から読み上げられる。さらに、彼女に人生のアドバイスをもらうファンも少なくないということで、悩んでいるアウト軍団が、坂田にお悩み相談をする場面も。
映画ライターの森田は坂田の言葉が胸に刺さったのか、涙を流す。そして、ついにはマツコまでも自身の悩みを吐露。「私は付き合う男にですらプライドが高いから、誰ともつきあえない」「22年くらい男がいない」と、気づけば坂田に自分の気持ちを次々とさらけ出してしまう。最後には、坂田がスタジオで生歌を披露。パワフルでソウルフルな坂田の歌声、生きているということを全肯定する歌唱に、アウト軍団の心が突き動かされる。

 さらに、これぞ“アウトの真骨頂”とも言うべきゲスト、とにかくどんな食べ物も“むかない”で食べる男・むかない安藤が登場。山里は「かれこれ10年、“むかない”でいろんなものを食べている」と紹介。ゆでたまごは殻ごと、果物は皮ごと、たけのこもそのまま食べ、それどころかベビーチーズは包装されているアルミのまま、貝類も殻ごと食べるというむかない安藤。

 YouTubeでさまざまな食材をむかないで食べる様子をアップしている安藤に、矢部とマツコは「売れたいの?」「世界にむけてやってるの?」「今後の展望は?」と聞くが、安藤が“むかないで食べている”目的は、いたってシンプル。自分の名を知らしめたいのではなく、「むかないで食べるとどうなるのかに興味があるだけ」と話す。その証拠に、安藤は普段は広告代理店に勤める会社員で、会社の休み時間を使って、いろんな食材をむかずに食べる動画を撮影し、記録としてそれをYouTubeに残しているだけで、動画の収益も安藤には全く入っていないという。

 それを聞いたマツコは「会社員やってるの!? 頭おかしいね」と驚く。アウトな会社員だと判明し、「見る目変わったわ! YouTuberとして始めていたら人生変わったよ!」と言うマツコに「ちがうんです! 世に出たいのではない!」とただただ探究心でやっていると主張する安藤は「最初にバナナを食べた人はたぶん皮をむかなかったと思う」「最初の人類の発見を味わいたい」と熱弁する。

 シンプルな探究心を突き詰めていくうちに、くるみを殻ごと食べて歯が欠けるなど、どんどんアウトな道を突き進む安藤は、今までに500種類もの食材をむかずに食べてきたという。そんな安藤が食べ物をむかずに食べ続けた結果、行き着いたアウトな結論にスタジオ一同仰天。そんな安藤に、マツコは興味津々で「むかない安藤をむかないまま食べたい」と、まさかのラブコールも? そして、アウト軍団にも、“むかない”で食べることに共感する人物が?

 かつて『ROOKIES』(2008年/TBS)に出演してブレークしたイケメン俳優の五十嵐隼士。2013年に芸能界を引退、現在はBARの店長をしており、今回の出演が9年ぶりの地上波テレビ出演となる。そんな五十嵐はかつての面影が全くないほど激変しているということで、五十嵐の俳優時代の姿と現在の姿を比較した写真がパネルで登場すると、現在の五十嵐の写真に矢部は「別人や! これはすげえ!」、マツコは「整形!? どういうこと!?」とその変貌ぶりに困惑する。

 しかし、いざ五十嵐がスタジオに登場すると、登場した五十嵐は写真で見るよりも意外とスッキリした輪郭に。五十嵐は「(パネルの)写真は今年の春くらいに撮影したもので、そこからダイエットしてやせてしまった」と告白する。変わり果てた姿を期待していただけに、やせている五十嵐の登場は、番組的には、ある意味“一番アウト”な展開に。太った姿を見た人からのSNSでの誹謗(ひぼう)中傷に耐えられずにダイエットしたという五十嵐。五十嵐のアウトな面を紹介する立場の山里も、これには「至極全うな人」と言うしかない様子。とはいえ、ベストな頃と今の姿が全く違う五十嵐のように、アウト軍団たちも「自身のベストな写真があるはず!」ということで、アウト軍団が自身のベストだと思う写真を紹介していく流れに。

 収録が終盤にさしかかり、矢部とマツコはこの番組の変わらぬ面白さと、さらにパワーアップしているアウト軍団に、この先の可能性を感じた様子。この放送をもって『アウト×デラックス』、そしてアウト軍団の人生は第2章に突入していく。

 『アウト×デラックス2022 禁断の復活 レジェンド大集合SP』は、フジテレビ系にて12月30日23時10分放送。