作家・上橋菜穂子の代表作『精霊の守り人』が初の舞台化。日生劇場開場60周年記念となる音楽劇『精霊の守り人』が、7月29日より東京・日生劇場にて、その後、全国9都市を巡回し、計32公演が上演される。
【写真】バルサ役に明日海りお&梅田彩佳、タンダ役に今井翼&山崎樹範 Wキャストで登場! 音楽劇『精霊の守り人』キャスト陣
日生劇場開場60周年を記念し、これまでテレビドラマやアニメ、ラジオドラマなど、さまざまな形で親しまれてきたファンタジー小説の名手・上橋菜穂子による『精霊の守り人』を舞台化。精霊の卵を宿した幼いチャグム皇子と、皇子を守る凄腕の短槍使い、女用心棒・バルサの冒険を、スペクタクルあふれる音楽劇として届ける。
バルサ役には、5月にミュージカル『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン ‐WAR PAINT‐』での主演が控え、日生劇場で2作品連続での主演となる明日海りお。Wキャストとして、AKB48、NMB48での活動を経て、昨今は『Endless SHOCK』や『スワンキング』など、ミュージカルで頭角を現す梅田彩佳が演じる。
明日海は、今回の出演にあたり「バルサとバルサに関わる人たちの心のふれあいが、生の舞台ならではの瑞々しさを感じていただけるものになりますよう、丁寧に取り組んで参ります」と意欲を表し、梅田も「バルサの目の奥にある、“決意、強さ、優しさ”を理解し、そして愛して、お客様に届けられれば」と意気込みを語った。
バルサを見守る呪術師見習い・タンダ役には今井翼、山崎樹範がWキャストで決定。
今井は「この壮大な運命の物語に、タンダとして生きられることをとてもうれしく思います。運命に翻弄されながらも逞しく成長するチャグムとバルサとの冒険、そして仲間との絆の物語は、僕自身楽しみで仕方ありません」、山崎は「私は舞台が大好きです。でもまだまだ片想いです。今回、この『精霊の守り人』で、両想いになれるように頑張ります」とコメントしている。
そのほか、呪術師のトロガイとチャグムの母・二ノ妃の二役に雛形あきこ、帝に仕える武人である狩人のジン役に渡部秀、星読博士のシュガ役に水石亜飛夢、ジンの部下であるゼン役に小野塚勇人(劇EXILE)、同じくユン役に健人、チャグムの父で新ヨゴ皇国の帝を唐橋充が、チャグム役は黒川想矢・込江大牙がWキャストで演じる。
演出にはテレビドラマ『精霊の守り人』(第3部)や大河ドラマ『麒麟がくる』の演出を手掛け、舞台作品でも活躍するNHKエンタープライズの一色隆司を迎え、舞台ならではのバルサとチャグムの物語を立ち上げる。脚本は劇団マカリスター主宰の井上テテ。
本公演は、舞台鑑賞が初めてとなる多くの子どもたちの心に永く残る作品を目指し、家族で楽しめる「日生劇場ファミリーフェスティヴァル公演」として、日生劇場及び大阪、新潟、千葉、山口にて上演。また、各地の小学生を学校単位で無料招待するニッセイ名作シリーズ公演(鑑賞教室公演)としても5道県を巡回する。詳細は公式HPまで。
なお、日生劇場では開場60周年を記念して、上演時間を拡大した「特別公演」も上演。日生劇場公演のチケットは本日3月4日からファンクラブ先行発売開始。5月25日から一般発売開始。
日生劇場開場60周年記念音楽劇『精霊の守り人』は、東京・日生劇場にて7月29日より上演。その後、全国9都市を巡演。
キャスト・原作者のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■明日海りお(バルサ)※Wキャスト
『精霊の守り人』にバルサ役で出演させていただきます、明日海りおです。
小説から、アニメ、マンガ、ドラマと様々に生まれ変わってきたこの作品が、今回の舞台上で一体どのように繰り広げられるのか、私自身、不安とワクワクが入り混じっております。
腕のたつ用心棒ということで、軽やかな身のこなし、足運びの確かさ、精神のたくましさ、そして何よりバルサとバルサに関わる人たちの心のふれあいが、生の舞台ならではの瑞々しさを感じていただけるものになりますよう、丁寧に取り組んで参ります。ぜひ劇場に足をお運びください!
■梅田彩佳(バルサ)※Wキャスト
今回、『精霊の守り人』でバルサ役を演じさせて頂きます、梅田彩佳です。
まだまだお稽古や本番に向けて深掘りをさせて頂かなければいけませんが、バルサの目の奥にある、“決意、強さ、優しさ”を理解し、そして愛して、お客様に届けられればと思っております。
東京、そして全国色々な場所に行かせていただきますので、沢山の方にお会いできるのが楽しみです。よろしくお願い致します!
■渡部秀(ジン)
この度、狩人・ジン役を演じさせていただく事になりました。歴史ある「守り人」シリーズに参加させていただくにあたり、実写やアニメ版などを資料にジンという頭が切れ剣技に長けるキャラクターをどう音楽劇に落とし込んでいくか模索する毎日です。今回演出を担当する一色隆司さんは自分の役者人生のデビュー作を撮ってくださった方でもあり、今から身が引き締まる思いです。儚くもリアルで、不思議に心地よい『精霊の守り人』の世界に五感を使い全身に血を通わせ立ち続ける所存です。
■水石亜飛夢(シュガ)
シュガ役を務めます、水石亜飛夢です。小説から、アニメ、ドラマまで制作された人気作品が満を持しての舞台化。
■小野塚勇人(劇団EXILE)(ゼン)
この度『精霊の守り人』に出演させて頂きます。ゼン役の小野塚勇人です。
『精霊の守り人』と言う作品自体はTVドラマで見たこともあってその世界にゼンとして出られることが楽しみです。音楽に殺陣にとても見応えのある作品になるかと思います! お楽しみに!
■健人(ユン)
日生劇場開場60周年という記念すべき年に世界中で愛される日本発の作品、『精霊の守り人』に出演できること大変光栄に思います。今まで自分が培ってきたものを活かしながら、新たなものは吸収し、この作品をより沢山 の人に楽しんでいただけるよう、精一杯頑張りたいと思います。
■唐橋充(帝)
『精霊の守り人』は「大人になったら感じ方がきっと違うはず」と、背伸びをしながら読んでいました。大学生だったんですけど。
■黒川想矢(チャグム)※子役・Wキャスト
初めての舞台でこのような素晴らしい作品、またチャグムという大役を務めさせていただくことになり、身の引きしまる思いです。しかし、『剣樹抄』でお世話になった一色監督や、経験豊かなキャストやスタッフの皆さんとご一緒させていただくので、不安はありません。むしろワクワクする気持ちでいっぱいです。ぼくもこの舞台を通して、チャグムと一緒に成長をしていき、日本中の方々にこの作品の素晴らしさを届けられたらと思います。皆さんと劇場でお会いするのを楽しみにしています!
■込江大牙(チャグム)※子役・Wキャスト
今まで映像のお芝居をしてきました。舞台と映像は違ったお芝居ですが、自分が映像で培った経験をいかして、チャグムの人柄をご来場いただいた皆様に伝える演技ができるよう精一杯頑張ります。
■雛形あきこ(トロガイ/二ノ妃)
日生劇場開場60周年記念の『精霊の守り人』に出演できることを、光栄に思い今からとても楽しみにしています。この舞台は幅広い年代の方に楽しんでいただける作品だと思います。観て下さる皆さんにとって素敵な時間になりますよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。一緒に楽しみましょう!
■今井翼(タンダ)※Wキャスト
この壮大な運命の物語に、タンダとして生きられることをとてもうれしく思います。運命に翻弄されながらも逞しく成長するチャグムとバルサとの冒険、そして仲間との絆の物語は、僕自身楽しみで仕方ありません。エンターテインメントを通じて、年齢や性別関係なく、心が躍る瞬間を全国の皆さんと共有したいと思っています。劇場でお会いできる日を心待ちにしています。
■山崎樹範(タンダ)※Wキャスト
毎回新たな役を頂く度に新たな命を頂き、稽古の中でその命を育てていきます。そして作品そのものもキャスト、スタッフが一丸となって育てていきます。その過程がとても好きです。そして本番を迎えた時にお客様に観ていただく緊張感も好きです。
■原作者:上橋菜穂子コメント
『精霊の守り人』が音楽劇になりました。みなさん、ぜひ、チャグムと一緒に旅にでてください。
帝が放った狩人や、異界からやってくるラルンガに追われる旅ですが、きっと、バルサが、あなたを守ってくれますから。苦難の旅を成しとげて、劇場の外に出たとき、いつもの風景が、少し違って見えたなら、とてもうれしいです。