6月9日に公開を迎える、ディズニーの名作アニメを実写映画化した『リトル・マーメイド』。公開まで2ヵ月を切る中、先日、主人公アリエル役の日本版吹替キャストを豊原江理佳が務めることが発表され、大きな注目が集まっている。

ディズニー・ミュージカル吹替版といえば、これまでもオーディションで選ばれた実力派キャストたちが務めてきたことで知られる。

【写真】豊原江理佳の歌声に感動の声 吹替版「パート・オブ・ユア・ワールド」

 2019年に公開された映画『ライオン・キング』(2019)の主人公シンバ役には、舞台・ミュージカルの出演経験があり、シリアスからコメディまで役によって表情を大きく変えるカメレオン俳優・賀来賢人を抜てき。同年の映画『アラジン』のアラジン役は、ドラマや映画への出演が相次ぎ、ミュージカルでも活躍中の人気俳優・中村倫也が担当。ヒロインのジャスミン役には、『ロミオ&ジュリエット』『アナスタシア』などで活躍するミュージカル女優・木下晴香が選ばれた。

 また、『美女と野獣』(2017)のベル役には、『ミス・サイゴン』をはじめ話題作への出演が相次ぐミュージカル女優・昆夏美、野獣役は『レ・ミゼラブル』『エリザベート』など数多くのミュージカル作品に出演してきた人気俳優・山崎育三郎が声を吹き込んだ。

 このように確かな演技力・歌唱力を持ち合わせた実力派キャストたちが、“声”の表現だけでキャラクター・作品の魅力を最大限にし、オリジナルに引けを取らない完成度の高い作品を世に送り出してきた。


■豊原江理佳のアリエルに期待

 そんな豪華歴代キャストに新たに仲間入りを果たすのが、6月9日公開の映画『リトル・マーメイド』で主人公アリエル役を務めることになった豊原江理佳だ。2008年にミュージカル『アニー』でアニー役を務めデビューしたことで注目を集めた彼女は、その後ニューヨークに単身留学して本格的に演技を学び、舞台『ピーター&ザ・スターキャッチャー』『呪術廻戦』や、ミュージカル『The Fantasticks』『ザ・ビューティフル・ゲーム』などの話題作に出演。高い演技力と、圧倒的な歌声で多くの人を魅了してきた。

 アリエル役決定と同時に解禁されて話題を集めているのが、彼女が歌う日本版「パート・オブ・ユア・ワールド」だ。ディズニー本社の人々も魅了された、その美しく伸びやかな歌声に、SNSでは「歌うますぎて鳥肌だった」「アリエルの歌めちゃくちゃいい。ここのパート聴いただけで泣ける」「歌声聴いて一発で惚れた」など、早くも絶賛の声が寄せられている。


 生の音楽に触れて実績を積んできた期待のニュースターが、パワフルな歌声を携えて、自分を信じ、心の感じるままに新しい世界へ飛び出すヒロインをパワフルに表現する。実力派キャストが贈る映画『リトル・マーメイド』に期待が高まる。

 映画『リトル・マーメイド』は、6月9日より全国公開。