DC映画最新作『ザ・フラッシュ』の日本版声優陣が発表された。地上最速ヒーローのフラッシュ役に細谷佳正、マイケル・キートン演じるバットマン役に山寺宏一、ベン・アフレック演じるバットマン役に小原雅人が続投する。



【動画】豪華ヒーローが時空を超えて集結する『ザ・フラッシュ』本予告

 本作は、現在・過去2人のフラッシュ、スーパーガール、バットマンなど、DC版アベンジャーズとも言える豪華ヒーローが時空を超えて交錯するタイムループ・アドベンチャー。

 主人公は、地上最速ヒーローのフラッシュ。スピードを武器に“時間”も“世界”も超えるフラッシュは、“ジャスティス・リーグ”の一員でその性格はおちゃめで少し天然。しかし、幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救うべく、タイムループし“運命”を変えるために過去を改編する。その中で出会うのが、家族3人で幸せに暮らしてきた能天気でただただ明るいもう一人のフラッシュだった。

 そんな、見た目はそっくりでも性格や雰囲気は正反対な二人のフラッシュの日本版声優を務めるのは細谷佳正。
『ジャスティス・リーグ』(2017年)に引き続きフラッシュ役を演じることになった細谷は「フラッシュは、明るく人間味あふれるヒーローでは…ないですよね(笑) 家族の問題や、それによって形作られた性格は決して明るくないというか、彼に影を落としていると感じています。その暗さや影を、他人に対して表したらメンドクサイ人になってしまうので、そうならないようにひょうきんに振舞っている人です。それなのにフラッシュ=閃光という名前があって、強い光は濃い影を同時に生み出すのだなと、そこを面白く感じています」とコメントを寄せている。

 さらに本作では、『ジャスティス・リーグ』でフラッシュをヒーローにスカウトしたベン・アフレック演じるバットマンと、『バットマン』(1989年)、『バットマン リターンズ』(1992年)以来DCユニバース(DCU)にカムバックするマイケル・キートン演じる“伝説”のバットマンの二人が登場。そんな二人のバットマンの日本版声優に山寺宏一(マイケル・キートンのバットマン役)と小原雅人(ベン・アフレックのバットマン役)が続投。

 山寺は「この作品にマイケル・キートンがバットマンとして出演すると知り、自分にオファーが来る事を密かに期待していました。
また90年代に放送された『超音速ヒーロー・ザ・フラッシュ』でバリー・アレンを演じた経験もあるので、感慨深いものがあります」と語った。さらに「バットマンは、スーパーパワーは無いものの『復讐心』『莫大な富』『身体能力』『知性』を武器に悪と戦う、最高に魅力的な元祖ダークヒーロー! しかもジャスティス・リーグのリーダーであるにも関わらず、ストイックかつ自嘲気味で完全主義者な為、作品によってはそこを美味しくイジられたりもします」と、バットマンの魅力を熱く解説。

 小原は「『ジャスティス・リーグ』の公開後、ベンがバットマン役を引退するというニュースを知りショックを受けた事を覚えています。超人達をスカウトしたばっかりじゃん、これから始まるんでしょって。何? またやるのベン?! じゃあ俺もやるよ! もちろん、闇の住人を!」と、フラッシュのメンター的存在のベン・アフレック演じるバットマンの声を再び担当することへの喜びを語っている。

 映画『ザ・フラッシュ』は、6月16日より日米同時公開。