倉悠貴が主演、三原羽衣、7 MEN 侍/ジャニーズJr.の中村嶺亜が共演するドラマ『犬と屑』が、MBS、テレビ神奈川ほかにて6月8日から順次放送されることが決まった。倉は地上波ドラマ単独初主演。
【写真】原作者の朝賀庵によるドラマ化決定お祝いイラスト
朝賀庵の同名漫画を実写化する本作は、幼なじみの失踪により、“幼なじみの妻”との禁断の初恋が動き出すラブサスペンス。
20代半ばにして成功体験がなく、自分に自信がない真面目だけが取り柄の主人公・桜庭陽真(倉)には、腐れ縁ともいえる幼なじみがいた。隣の家に住み、小学校から高校まで同じ学校に通っていた犬飼秀司(中村)は、スポーツ万能で成績もよく、おまけに容姿端麗ということもあり、陽真はあらゆる場面で比べられ、“劣等感”を植え付けられてきた。卒業後、しばらく会わなくなってからも、その感情は陽真の心に暗い影を落としていた―。
ある日、陽真は高校時代に憧れていた美女・犬飼麗香(三原)と再会する。秀司と結婚し、東京に住んでいるはずの彼女がなぜ自分のもとに現れたのか? そこには、ある秘密があった。「秀司とはもう終わったの―」。“幼なじみの妻”と再会した一方で、“幼なじみ”とは連絡が取れなくなってしまう。トラウマにも似た劣等感は、初恋を思い起こさせ、禁断の感情が芽生えるが…。
コンプレックスが強く、自尊心が低い”さえない”主人公・桜庭陽真役には倉悠貴。陽真が高校時代に憧れていた、学校イチの美女・犬飼麗香役には三原羽衣。陽真の幼なじみで、何拍子もそろった完璧男子にして最低のクズ男子・犬飼秀司役には、7 MEN 侍/ジャニーズJr.の中村嶺亜。
倉は「三人の歪な関係の中にある、それぞれの闇と愛情を丁寧に演じられるよう頑張ります」、三原は「今まで見せたことの無い一面を皆さんにお見せできるよう、精一杯楽しみ、頑張ります!」、中村は「犬飼秀司役はこれまでに比べて凄く大人っぽい役です。ただ、秀司は誰よりも子どもっぽくもあると思うので、そんな部分を楽しく演じられたらなと思います!」としている。
上田監督は「もがき苦しみながらも、幸せを探して懸命に生きる彼らの姿を是非最後まで見届けてください!」とメッセージを。
原作者の朝賀庵は「ドラマならではの『犬と屑』を楽しんでもらえますように…!」と言葉を寄せたほか、ドラマ化決定のお祝いイラストも届けた。
ドラマ特区『犬と屑』は、MBSにて6月8日24時59分、テレビ神奈川にて同日23時30分、チバテレビにて6月9日23時、とちぎテレビにて6月15日22時30分、テレビ埼玉・群馬テレビにて同日23時30分より第1話放送。
コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■倉悠貴
初めて原作を読んだ時、謎が謎を呼ぶ展開にみるみる惹き込まれていきました。初の地上波ドラマ単独主演ということで、不安もありますが、魅力あるキャスト、スタッフの方々とご一緒できて光栄です。三人の歪な関係の中にある、それぞれの闇と愛情を丁寧に演じられるよう頑張ります。人間の表裏、愛憎が色濃く表れる作品になると思います。是非、お楽しみに。
■三原羽衣
朝賀先生の原作を読ませて頂いた時、漫画好きの私の中でもTOP3に入るくらい面白くて、おこがましいですが「絶対に私が麗香を演じたい!」とひそかに思っていました。麗香を演じることが決まった時は、本当に嬉しくて電話越しにマネジャーに叫んでしまいました(笑)。
私は、今まで、ピュアで真っ直ぐな役を演じることが多かったこともあり、演じたことのない役に挑戦出来る事に、とてもワクワクしています! 麗香は、綺麗で明るくとても魅力的な女性ですが、彼女の中に秘めている闇の部分をどう表現すれば見てくださる方々に、私なりの麗香を伝えられるのか? 麗香になりきり日々考えています。
私は寝る時は、麗香の様に薄着で寝るのですが麗香の気持ちになって今は寝るようにしています(笑)。今まで見せたことの無い一面を皆さんにお見せできるよう、精一杯楽しみ、頑張ります! 是非皆様、楽しみにしていてください!!
■中村嶺亜
まず今回ドラマ出演させていただける事が決まり、率直に嬉しかったです。最近はミュージカルなどステージでのお芝居を沢山経験してきました。久しぶりの映像作品ですがお芝居という面で通ずるところは沢山あると思うので、これまで学んだ事を活かせられたらなと思います。今回の犬飼秀司役はこれまでに比べて凄く大人っぽい役です。ただ、秀司は誰よりも子どもっぽくもあると思うので、そんな部分を楽しく演じられたらなと思います!
■上田迅監督
美しい作画の中に人間の虚しさや寂しさが描かれた原作に引き込まれると同時に、これは『依存』の物語なのだと感じました。登場人物全員が誰かに一方通行の依存をしていて、彼らが交わることで歪んだ愛が芽生え、本当の愛の形が見えてくる。
この複雑で繊細な物語を、若くして実力ある俳優たちと一緒に作っていけることがとても楽しみです。もがき苦しみながらも、幸せを探して懸命に生きる彼らの姿を是非最後まで見届けてください!
■原作者・朝賀庵
完結後しばらく経ってこんなお話がいただけるとは…と驚いております。