鈴木亮平が主演する10月スタートの日曜劇場『下剋上球児』(TBS系/毎週日曜21時)の追加キャストとして、明日海りお、山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)の出演が発表された。

【写真】明日海りお、山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)は越山高校野球部の球児たちと深く関わる人物を演じる

 本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。

スタッフ陣は、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』『最愛』『MIU404』『アンナチュラル』をはじめ、多くのTBSの人気ドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督ら。

 このたび発表されたのは、主人公・南雲脩司(鈴木)が顧問を務めることになる弱小野球部の球児たちと深く関わる人物を演じるキャスト陣。

 元宝塚歌劇団花組トップスターの明日海りおが演じるのは、越山高校野球部に入部する犬塚翔の母であり、小日向文世演じる地元の大地主・犬塚樹生の一人娘・犬塚杏奈。息子の翔を溺愛しており、野球を頑張る息子が自慢で誇りに思っている。母として、また大地主の娘として物語にどのように関係してくるのかが見どころだ。

 明日海は「老若男女問わず、ご家族でお楽しみいただけるような、高校野球がテーマのこの作品に関わることができ、大変光栄に感じております。
孫のためにどこまでも突っ走っていく父である樹生さんに目を光らせる娘という役割の中で、話が進むにつれ、父や息子の翔への思いがどう変化していくのか、私自身も楽しみながら演じられたらと思います!」とコメント。

 日曜劇場初出演の乃木坂46・山下美月が演じるのは、越山高校野球部員の1人・根室知廣の姉・根室柚希。事故で他界した両親に代わり弟の面倒や祖母の介護をしながら美容師として働くしっかり者の姉であり、家庭の金銭事情は厳しいが弟には大好きな野球を3年間続けてほしいと思っている。新井順子プロデューサー×塚原あゆ子監督のタッグの作品へは2021年放送の『着飾る恋には理由があって』以来、2度目の参加となる。

 山下は「高校野球のお話がメインで球児たちの熱さを感じる部分がありつつ、南雲先生と球児たちの関係からそれぞれの人間性みたいなものも強く感じられて、私も1話から台本を読み入ってしまいましたし、どの登場人物もすごく素敵なので、自分もそんな世界に入ることができてうれしいです」と喜びの声を。「私は野球を頑張る弟をチャキチャキ明るく笑顔で支えるお姉ちゃんを演じます。
私自身は一人っ子ですし、これまであまり姉役を演じることがなかったので凄く新鮮な自分に出会えています。お話の軸である球児たちの熱い部分はもちろん見どころですし、球児たちを支える大人たちの熱意やそれぞれが変化していく姿、地域性もすごく素敵だなと思います。話を重ねていくごとにおもしろさが増していく作品だと思いますのでぜひ最後まで見ていただけたらうれしいです」と話す。

 お笑いコンビ・コットンとして昨年の『キングオブコント2022』で準優勝し、今作が地上波連続ドラマ初出演となるきょんは、越山高校の生徒が利用するコンビニの名物店員・青沼健太を演じる。越山高校の近くにある唯一のお店で多くの生徒がほぼ毎日利用しており、南雲をはじめ多くの先生もよく訪れている。そのため越山高校のことは何でも知っている情報通である。
最初は弱小野球部に良い印象を抱いていなかったが、球児たちの変化とともに徐々に応援していくようになる。

 きょんは「何かを演じるということが好きで、僕は普段から主にコントをやらせてもらっている中で、いつかドラマに出られたらいいなという思いもあったので、今回ドラマのお話をいただけて率直にうれしかったです。現場では、演技で迷惑をかけないことはもちろん、それ以外のところでも盛り上げられたらいいなっていうのはあります」と意気込む。そして「初めて監督にお会いした際に『どんな感じのキャラ付けにしましょうか、きょんさん次第です』って言われて、『え、自分で決めていいの!?』って思いました(笑)。監督に言われたことは絶対ですが、それプラス『これどうだろうな』っていうところをどんどん投げかけて、見たことないコンビニの店員を作れたらいいなって思います。なにかうまくいかないことがあっても、このドラマを見て『あ、こういう考え方があるんだ』っていう新たな発見をしてもらえたらうれしいです」と語った。


 日曜劇場『下剋上球児』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。