7月31日に25歳の若さでこの世を去ったドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のアンガス・クラウドさん。この度死因が判明した。



【写真】25歳の若さで亡くなったアンガス・クラウドさん

 Peopleによると、アンガスさんの死は、偶発的な薬物の過剰摂取による急性中毒だと、米カリフォルニア州アラメダ郡の検視官が明らかにした。死亡時の彼の血中からは、コカインとメタンフェタミン、フェンタニル、そして不安障害や不眠症、てんかんなどの治療に使われる向精神薬ベンゾジアゼピンが検出されたそうだ。

 アンガスさんはオークランドの出身で、ニューヨーク・ブルックリンでスカウトされ、『ユーフォリア』のフェズコ役に抜擢。フェズコは寡黙で冷徹なドラッグディーラーながら、周囲を気遣う心優しい一面を持ち、ファンから愛されていた。本作でブレイクを果たし、これからの活躍が期待されているところだった。

 7月31日に、「今日沈痛な思いで、素晴らしいひとりの人間に別れを告げました」と、遺族が声明を発表。
「アーティストとして、友人、兄弟、息子として、アンガスはさまざまな点で私たち全員にとって特別な存在でした。先週、アンガスは父を亡くし、喪失感に苦しんでいました。唯一の慰めは、親友だった父と再会していることです。アンガスはメンタルヘルスとの闘いをオープンにしていました。彼の死が、皆さんに、1人じゃない、1人で静かに闘うべきじゃない、と思い起こさせることにつながれば幸いです。彼のユーモアと笑い、そして皆さんへの愛情が、記憶に残ることを望みます」と綴っていた。