朗らかな笑顔で周囲を癒やす、乃木坂46の4期生・遠藤さくら。故郷の名古屋、沖縄で撮影した1st写真集『可憐』(集英社)でも、あどけない表情を浮かべている。

開放感ある沖縄では水着カット、ランジェリーカットにも初挑戦。緊張もありながら、撮影に向けて「自然体」でのぞんだと微(ほほ)笑む(インタビュー前後編の前編)。

【写真】「たくさん食べて」健康的に撮影へ挑んだという水着カットほか先行カット

■懐かしの名古屋では青春時代の思い出がよみがえった

――写真集決定に喜ぶメンバーが多い中、遠藤さんは「戸惑いが大きかった」とSHOWROOM配信で明かしていました。

遠藤:自分が出すとは考えていなかったんです。先輩や同期のすてきな写真集をたくさん見てきたので、ちょっと自信もなかったです。

――控えめな印象の遠藤さんらしいです。本作では、故郷の名古屋でも撮影しています。

遠藤:懐かしかったです。帰省するときは、いつも実家にずっといて外に出ないんです(笑)。でも今回は、実家へ帰らなかった代わりに、懐かしい場所や街並みを見られたので、すごく楽しかったです。

――特に、懐かしかった場所は?

遠藤:センチュリーホール(名古屋国際会議場)です。中学から高校にかけて、吹奏楽部時代によく演奏を聴きに行ったし、大会で自分も演奏していた場所なんです。
青春が詰まっていて、「ここで友達と写真を撮ったな」とか、思い出もよみがえりました。

――遠藤さんは乃木坂46のオーディション合格後、16歳で上京。今思う、名古屋の良さは?

遠藤:人が優しく、時間がゆっくり流れているというか。東京は人も街もバタバタしている感じですけど、空気が変わり、地元は落ち着きます。

――中心部の栄は都会ですが、東京の街並みと空気が違う印象です。

遠藤:上京するまでは、栄に行くたび「都会だし、人が多いな」と思っていました。でも、東京の方がもっと多かったです(笑)。

■初挑戦のカットに備えて「健康第一」の体づくりを

――名古屋の一方、沖縄では水着カットやランジェリーカットに初挑戦。現地で最初の撮影が、水着カットだったそうですね。

遠藤:緊張しました。でも、スタッフさんが緊張をほぐしてくださって、和気あいあいとした空気で撮影できたのはよかったです。最初の撮影は、沖縄への到着直後から天候が怪しくて、雨が降るかもしれないので「今晴れてるし、撮っちゃおう」という勢いでした(笑)。


――(笑)。沖縄の空気感はいかがでした?

遠藤:海が印象的でした。行く機会もあまりないですし、久しぶりにきれいで透き通っている海を見られて、いろんなカットを撮影できたので思い出深いです。

――現地の食べ物も満喫して、SHOWROOM配信によると「海ぶどう」がお気に入りだったと。

遠藤:ゴーヤチャンプルー、サーターアンダギーも食べて。「ザ・沖縄」と呼べる王道の食べ物を、いっぱい味わってきました。

――撮影までの期間も、体づくりのために「健康的なもの」をたくさん食べたそうですね。

遠藤:たくさん食べて、健康第一で撮影に向かいました。一番好きなトマトだったり、気持ち多めに野菜を取ろうとは考えて。でも、体をつくり込もうとは思わず、自然体で過ごしていました。普段からそんな生活ですし、運動も筋トレもあまりしなくて、乃木坂46のレッスンやライブで運動は補っています(笑)。

――(笑)。
本作の「セブンネット限定版表紙」の表情も自然体。下唇をキュッとかみ締めるような表情は、レギュラー番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系/毎週日曜24時)でもよく見かけます。


遠藤:今回で自覚しました。自分の顔をよく見る機会はないし、分からなかったんですけど、下唇にグッと力を入れる癖があるみたいで…(笑)。表紙に選んでいただいたのも、私らしいかなと思いました。

(取材:編集部 文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)

 乃木坂46・遠藤さくら1st写真集『可憐』は集英社より10月3日発売。価格は2400円(税込)。

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