よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)Season2の「幕末編」(第17回)が14日に放送され、声優で俳優の津田健次郎が井伊直弼役で登場。悪役として存在感を放つとネット上には「井伊直弼史上最も美声」「悪人笑い最高」といった反響が集まった。



【写真】『大奥』Season2「幕末編」(第17回)には冨永愛の息子・冨永章胤がゲスト出演

 13代将軍・家定(愛希れいか)の正室として薩摩から胤篤(福士蒼汰)が輿入れしてくる。薩摩が内部から幕政を操るために送り込んできた者として彼を警戒していた大奥総取締の瀧山(古川雄大)と家定だが、その美しい容姿に圧倒される。聡明でどこか掴めない胤篤に、油断はできないと心配する瀧山の一方で、家定は徐々に彼と距離を縮めていく。

 老中・正弘(瀧内公美)は家定の様子に安心したのも束の間、市中で謎の疫病が広まっていることを知らされる。異国船から病気が持ち込まれたことがわかると徳川斉昭は激怒。正弘を強く叱責する。


 斉昭がその場をあとにすると、そこへ井伊直弼が姿を見せる。直弼は正弘に「そなた、その座を退け」と告げると「この国難をナヨナヨと女のやり方で乗り切るのは無理じゃ!」と言い放つ。すると正弘は毅然とした態度で「あなたのようなお考えがこの国を滅ぼすのです!」と言い返す。

 直弼は憎たらしい笑みを浮かべながら「はははははっ…!」と笑い飛ばすと一転、怒りに満ちた表情で「ようも井伊にさような口をきいたな! そなた家格を何と心得る!」と追い詰めていく。

 津田が直弼を怪演すると、ネット上には「声がイケボすぎると思ったらツダケン」「井伊直弼史上最も美声な井伊直弼」「いい声すぎる…!!」などの声が続出。さらに「いい声だけどめっちゃムカつく井伊直弼!」「ツダケンの悪人笑い最高」「怖いけどカッケェ」といったコメントも多数寄せられていた。