昨年10月期に放送された吉沢亮主演ドラマ『PICU 小児集中治療室』の続編となるスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』が、フジテレビ系にて2024年春に放送されることが決まった。
【写真】主演・吉沢亮や高杉真宙らレギュラーキャストが北海道に再集結!
『PICU 小児集中治療室』は、北海道のPICUを舞台に、しこちゃん先生こと駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢)が幼い命を救うために奮闘しながら、医師として、人間として成長していく姿を描いたメディカル・ヒューマンドラマ。
PICUとは小児専門の集中治療室のこと。いわば“子どものためのICU”だ。連ドラでは、「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされる広大な北海道で、武四郎が、丘珠病院PICU科長・植野元(安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、そして、ドクタージェットの運用を実現するために奔走する姿が描かれた。
続編を望む声が数多く寄せられるなか、本作のスペシャルドラマの放送が決定。
未熟さゆえに子どもを傷つけ、同僚も傷つけ、葛藤の毎日を送った武四郎。最愛の母との死別、仕事の挫折を乗り越え、少しずつ成長してきた。あれから1年。発展途上の若き医師・しこちゃん先生は今日もまた、小さな命と懸命に向き合っている。そんなある日、命の危機にさらされた幼い命が運び込まれてきて…。
主人公・志子田武四郎を演じる吉沢は、連ドラでは、発展途上にある若き医師の未熟さ、純粋さ、けなげさを繊細に表現してきた。
そして、連ドラに引き続き、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨、菅野莉央、生田絵梨花、中尾明慶、正名僕蔵、甲本雅裕らレギュラーメンバーも再集結。時に厳しく、時に温かい愛情、友情を注いでくれる、武四郎にとって大切な仲間たちが、北海道を舞台にまた活躍をみせる。また新しい研修医の加入も決定。初めて後輩ができる“しこちゃん先生”の奮闘も見どころだ。
今回のスペシャルドラマは、武四郎がPICUに配属されてから1年後の丘珠病院を舞台に描かれる。後期臨床研修でやってきた2人の研修医を指導することになった武四郎。先輩らしい姿を見せたいところだが、研修医の2人は頼りない武四郎のことを小ばかにし、「無理に良いこと言おうとかしなくていいんで。僕は植野先生から学びたいので」と、そっけない態度を取る。
ある日、生後間もない女の子が搬送されてくる。公園に捨てられていたところを通行人によって発見されたのだが、へその緒を雑に切られたことが原因で皮膚が傷つき蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症していた。患部は赤黒く腫れ、高熱も続いていたため、受け入れ後すぐにオペを決行。術後管理を武四郎、綿貫りさ(木村文乃)が担当することになるが、余談を許さない状況が続き…。そんな矢先、利尻島で起きた事故で重傷を負った姉弟が搬送される。10歳の姉、8歳の弟ともに緊急オペが必要だが、オペ室は1室しか空いていない。そこで武四郎はPICUへの搬送を指示するが…。
吉沢は視聴者に向け、「お待たせいたしました! 皆さまが応援してくださったおかげで、今回スペシャルドラマとしてこの作品をお届けすることができます。本当に皆さまのおかげです。パワーアップした『PICU』をお届けできるように頑張りますので、是非ともご覧ください」とメッセージを送った。
ドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』は、フジテレビ系にて2024年春放送。
吉沢、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■吉沢亮
――スペシャルドラマ決定を受けて率直なご感想
「純粋にうれしかったです。すごく愛のある現場で、皆さんすてきな方々ばかりですし。僕自身演じていて“すごく楽しいな”と思える作品だったので、もう一度『PICU』の現場で皆さんとお会いできるのがうれしかったです」
――台本をお読みになったご感想
「連続ドラマから変わらない『PICU』の全体的な“温かさ”は残りつつ、今回のスペシャルドラマは志子田先生が先輩になるというのが見どころの一つになっています。下っ端で情けない姿を見せていた連続ドラマの時から、また一つ成長した志子田先生が見られるのではないかと思い、僕自身すごく楽しみにしています」
――続編を待ち望んでくださった視聴者の方へメッセージ
「お待たせいたしました! 皆さまが応援してくださったおかげで、今回スペシャルドラマとしてこの作品をお届けすることができます。本当に皆さまのおかげです。パワーアップした『PICU』をお届けできるように頑張りますので、是非ともご覧ください」
■プロデュース・金城綾香(フジテレビ ドラマ・映画制作部)
「『PICU』は自分にとって本当に大切な作品なので、続編を作らせていただけると知った時は飛び上がるほどうれしかったです。続編を望んでくださって、声に出してくださった視聴者の皆さまのおかげだと思っています。ありがとうございます。再度、吉沢さんをはじめとする皆さんとご一緒できること、心血注いでドラマをより良くしようと力を尽くして医療監修にあたってくださった先生方、そしてスタッフのみなさんと、制作にあたることができる幸せを、日々噛み締めています。志子田先生には今回、後輩ができました。先輩として新たな一面を見せてくれると思います。“どうか、生きて”という思いを、変わらずに込めたスペシャルドラマです。