よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)Season2の「幕末編」(最終回)が12日の今夜放送される。

【写真】家茂(志田彩良)を失った和宮(岸井ゆきの) 『大奥』Season2「幕末編」(最終回)場面カット

 3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ作『大奥』。

ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこのコミックを原作に、NHKでは3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化し、今年の1月期に放送していた。

 Season2では、吉宗(冨永愛)の遺志を継ぎ若き医師たちが“赤面疱瘡”撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸城無血開城のためにほん走する幕末・大政奉還の物語を初めて映像化する。

■最終回あらすじ

 国の行く末のため、自らの身も省みずに心血を注いだ家茂(志田彩良)が志半ばで亡くなったという知らせが入る。そして己の信念で私利私欲に動く慶喜(大東駿介)の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。

 家茂の身を案じ、あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮(岸井ゆきの)の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山(古川雄大)や天璋院(福士蒼汰)は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。

 ドラマ10『大奥』Season2(NHK総合/毎週火曜22時)はNHK総合にて毎週火曜22時放送。