なにわ男子の道枝駿佑がゴールデン帯連続ドラマで初主演を務めるドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)が23日の今夜ついにスタート! ここでは道枝演じる主人公によって結成される動画集団「マルス」のメンバーとなる高校生たちと、それを演じるキャスト陣を紹介していこう。

【写真】道枝駿佑、板垣李光人ら、動画集団「マルス」メンバーたち 全員制服ショット

 ドラマ『マルス-ゼロの革命-』は、道枝演じる謎多きカリスマ転校生に導かれて「マルス」という動画集団を結成する落ちこぼれ高校生たちが、大人社会に反旗を翻していく姿を描く青春“クーデター”サスペンス。

2017年放送の『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)や2019年放送の菅田将暉主演ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の人気脚本家・武藤将吾が3年ぶりに完全オリジナル作品として、本作のシナリオを手がけた。

■美島零/道枝駿佑

 主演の道枝が演じるのは本作の主人公・美島零(みしま・ぜろ)。彼は物語の舞台となる桜明学園高等学校に転校してくる19歳の青年で、謎の多い人物。人心掌握に長けていて、いつの間にか人の心の“隙間”に入り込み、言葉巧みに操っていく。零に扇動された高校生たちは、やがて“マルス”という動画集団を結成。大人が作った社会を壊し、再構築していこうと反旗を翻していく…。


 そんなカリスマ性を秘めた主人公を演じる道枝は、2021年には舞台『ロミオとジュリエット』でロミオ役で主演を務めると、2022年4月期放送のドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で主人公・金田一一を熱演。さらに2023年10月期放送のドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)では広瀬アリスの相手役を務めるなど、俳優としても頭角を現している。本作で大胆な金髪姿を披露したことでもすでに話題となっている。

■逢沢渾一/板垣李光人

 動画集団・マルスのメンバーにして主人公・零の右腕的な存在となるのが板垣李光人演じる逢沢渾一だ。渾一は、学校ではいじめられ、さらに唯一のより所だったSNSでも居場所を失い、死のうとしていたところ零に救われる。零の過激な言動に戸惑いながらも不思議な魅力に動かされ、行動をともにしていくことになる。


 優柔不断だが人の痛みがわかる優しい性格の渾一を演じる板垣は近年、話題作には欠かせない俳優へ成長。2022年10月期放送の『silent』(フジテレビ系)で主人公・紬(川口春奈)の弟・光を演じると、2023年には大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか)に出演。家康(松本潤)を支える家臣団の1人・井伊直政を演じた。また同年10月期放送の『フェルマーの料理』(TBS系)では調理師・乾孫六役で出演。2024年は映画『陰陽師0』の公開も控えている。

「マルス」女子メンバーには『3A』クラスメイトも!

■貴城香恋/吉川愛

 動画集団・マルスの3人目のメンバーにして本作のヒロインでもある貴城香恋を演じるのは、2023年4月期の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)にも出演していた吉川愛。
香恋は渾一の幼なじみにして彼の初恋相手でもあるというキャラクター。高校でいじめに遭う渾一を気にかけながらも助けることができない自分に負い目を感じている。精神年齢が高く、頭がよく切れる彼女は、ゼロが始動させた動画集団「マルス」に、図らずも加入してしまうことに…。

 女優として着実にキャリアを重ねている吉川は、幼少期から子役として活躍。学業に専念するため芸能活動を停止し引退も表明していたが、現在の所属事務所からスカウトされたことをきっかけに芸能活動を再開している。2021年3月に公開されたディズニーの長編アニメーション映画『ラーヤと龍の王国』の日本語吹替版で、主人公・ラーヤの声を担当している。


■二瓶久高/井上祐貴

 俳優の井上祐貴が演じるのは、動画集団・マルスのお笑い担当でもある二瓶久高。「ロックじゃねえ」が口癖の超ポジティブ思考なバンドマンで、性格はおバカで能天気なお調子者。リーゼントにひげ、短ランといった不良マンガから飛び出してきたかのようなヴィジュアルがトレードマークで、女の子にはめっぽう弱い一面も持っている。

 そんな久高を演じる井上は大学3年生の時にエントリーした「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。2019年に『ウルトラマンタイガ』(テレビ東京系)で工藤ヒロユキ役でテレビドラマ初主演を果たした注目株だ。

■桜庭杏花/横田真悠

 ファッショモデル、女優、タレントとして活躍する横田真悠が演じるのは、動画集団・マルスの癒し担当としてメンバーを助ける桜庭杏花。
彼女は動画集団「マルス」きっての癒し担当で、裕福な家庭に育ち、おっとりとした性格の持ち主。よく食べよく寝る天真らんまんな女子高生だが、たまに辛辣(しんらつ)な発言をして周囲を凍り付かせたり、ピンチの時に神出鬼没の活躍を見せメンバーを助ける。

 杏花を演じる横田は、「ミスセブンティーン2014」のグランプリとして芸能界入り。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で女優デビューを果たすと、2021年には『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演。「新・出川ガール」に正式加入するなど、活動の幅を広げている。

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■呉井賢成/山時聡真

 動画集団「マルス」の頭脳派・呉井賢成を演じるのは、宮崎駿(「崎」は「たつさき」が正式表記)が10年ぶりに脚本・監督を務めた長編アニメーション映画『君たちはどう生きるか』で主人公・眞人の声に抜てきされた山時聡真。
若手注目株の山時が演じる賢成は、毒舌家でクール、頭も切れてネットにも強いというキャラクター。中学時代は成績優秀だったものの進学校で落ちこぼれてしまった彼は、どこかクラスメイトや教師を見下すような素振りも見せる。

 近年、話題作への出演が相次いでいる山時。2021年には映画『CUBE 一度入ったら、最後』で菅田将暉と共演し、翌年公開の二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』にも出演。『3年A組』と同じプロデューサー・監督が手掛けた2023年7月期放送の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)での熱演も話題となっていた。

■桐山球児/泉澤祐希

 今年の6月で31歳になる俳優の泉澤祐希が演じるのは、野球部に所属しながら動画集団「マルス」のメンバーとして行動する桐山球児。真面目かつ努力家な球児だが、野球センスはなく、後輩の野球部員からもバカにされているという高校生だ。

 球児役の泉澤は子役として芸能界入りを果たすと、多数のテレビドラマや映画に出演。2017年放送の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合ほか)では、ヒロイン・みね子(有村架純)の幼なじみ・三男を演じ注目を集めたほか、2023年に配信された坂元裕二脚本のNetflixオリジナル映画『クレイジークルーズ』に暴力団組員・龍輝役で出演。見事な刺青メイクがSNSで話題を集めた。