『寄生獣』や『ヒストリエ』を手掛けた漫画家・岩明均によるSFコミック『七夕の国』が、俳優・細田佳央太を主演に迎え、ドラマシリーズ化されることが決定。ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」で7月から独占配信される。



【写真】主演を務める細田佳央太

 本作は、岩明の作品の中でもカルト的人気を誇り、その壮大なスケールと刺激的な表現から「映像化不可能」と言われ続けていた“快作”をドラマシリーズ化したもの。

 ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)や『どうする家康』(NHK総合)に出演してきた細田が演じる南丸洋二は、周囲からはナン丸と呼ばれ愛されているが、どこか抜けている平凡な大学生。ただ一つ、 “あらゆる物に小さな穴を空ける”という不思議だが何の役にも立たない超能力を持つ。だが、その能力を持つことで、世界を陥れる危機に立ち向かうことになり…。監督は『クレイジークルーズ』や『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)の瀧悠輔が務める。

 配信決定に合わせ岩明は「とても楽しみです。
自分の執筆漫画の映像化作品は、いわば孫みたいなもんなので、目の中に入れても痛くないです。ジイジたる私の頭ではとても追いつけない、いろんなワザや映像を見せてくれると思います」と映像化への期待を吐露。

 細田は「今までで1番、主演として現場やスタッフの皆様とコンタクトできたと感じています」と語り、ストーリー全てのロジックを一瞬で理解することは難しいかもしれないと言いつつ「だからこそ原作で描かれているところはより丁寧に作られていると思いますし、物語のスピード感は、とても観やすいものになっているので、今作を初めて知る方々もあまり身構え過ぎず、楽しんで頂けると思います」と自信を覗かせた。

 そして、監督を務めた瀧は「『七夕の国』実写化という挑戦が出来ることにワクワクしています。ここまで来るのに多くの困難がありましたが、岩明均先生の込められたスピリッツに負けないよう最後まで丸神の里の人達と向き合っていくつもりです」と困難を乗り越えながら作品へ真摯(しんし)に向き合ったことについて語った。

 さらに配信決定と併せ、都心の高層ビルが球体の形に大きく抉られた衝撃のビジュアルも公開。
細田演じるナン丸ら群衆が突如として起こった事象を受け止めきれず呆然と立ち尽くしビルを見上げる様子は、事態の異様さと人々の絶望を映し出すと同時に、これから展開されるであろう壮大なスケールのドラマへの期待をあおる。

 日本中を襲う“球体”の正体とは一体何なのか? 何の役にも立たない小さな超能力を持ったナン丸はこの危機にどう挑むのか? そしてタイトル『七夕の国』が持つ意味とはー? 未曾有の危機をもたらす“球体”の謎に挑むスリラー超大作が今、幕を開ける。

 ドラマシリーズ『七夕の国』は、ディズニープラス「スター」で7月より独占配信。

<コメント全文>

■原作:岩明均

 とても楽しみです。自分の執筆漫画の映像化作品は、いわば孫みたいなもんなので、目の中に入れても痛くないです。ジイジたる私の頭ではとても追いつけない、いろんなワザや映像を見せてくれると思います。


■主演:細田佳央太

今までで 1 番、主演として現場やスタッフの皆様とコンタクトできたと感じています。
それにはキャストの皆様、何よりも自分のことを受け入れてくれたスタッフチームの皆様のお心があってこそだったので、撮影が進むにつれ、主演としての自覚や意志が固くなっていきました。
ストーリーとしては、全部のロジックを一瞬で理解することは、少し難しいと感じるかもしれません。
ただ、だからこそ原作で描かれているところはより丁寧に作られていると思いますし、物語のスピード感は、とても観やすいものになっているので、今作を初めて知る方々もあまり身構え過ぎず、楽しんで頂けると思います。

■監督:瀧悠輔

『七夕の国』実写化という挑戦が出来ることにワクワクしています。
ここまで来るのに多くの困難がありましたが、岩明均先生の込められたスピリッツに負けないよう最後まで丸神の里の人達と向き合っていくつもりです。

今の日本を生き抜く皆様にぜひとも見て頂きたい物語となっていますので、どうぞよろしくお願いします。