映画『オッペンハイマー』でアカデミー賞を獲得したクリストファー・ノーラン監督と、彼の作品でプロデューサーを務めてきた妻のエマ・トーマスが、英国勲章を授与されることがわかった。

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 Peopleによると、現地時間3月28日にイギリス政府が発表したもので、夫妻はそれぞれ映画産業での功績を称えられ、ナイトとデイムの称号が与えられるそうだ。



 通常こうした発表は、年初か国王の誕生日に発表されるといい、このタイミングでの発表は珍しいようだ。今年2月にがんを公表した国王は、現在人前に出る公務を控えており、叙勲式は先になる可能性もある。

 ノーラン監督とエマは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン在学中に知り合い、1997年に結婚。フローラとオリヴァー、ローリー、マグナスという4人の子どもをもうけた。エマは、1999年のノーランの監督デビュー作『フォロウィング』以来すべての作品で製作を務めており、今月開催されたアカデミー賞では、初となる作品賞を獲得したばかり。
 
 最多7部門受賞となったアカデミー賞では、作品賞受賞のスピーチで、長く受賞を夢見ていたものの、いざとなったら実感が持てないと述べてから、「この映画は、ひとえにクリストファー・ノーランによるものです。
彼は並外れた才能の持ち主です」とノーラン監督を称えていた。