エマ・ストーンが、『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』に続きヨルゴス・ランティモス監督と3度目のタッグを組んだ映画『憐れみの3章』より、カンヌ版特別予告&ティザービジュアルが解禁された。

【動画】第77回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映も! エマ・ストーン×ヨルゴス・ランティモス監督『憐れみの3章』特別予告

 本作は、ランティモス監督とストーンの最強タッグが送り出す衝撃の最新作。

自分の人生を取り戻そうと格闘する選択肢を奪われた男、海難事故で失踪した妻が帰還後別人になっていた夫、卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を探す女…3つの奇想天外な物語。ランティモス監督ならではのユーモラスでありながらも時に不穏で予想不可能な、独創的世界を描き出す。

 キャストには、前作『哀れなるものたち』のストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらにジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら実力派が勢ぞろいした。共同脚本を手掛けたのは、『籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』のエフティミス・フィリップ。

 先日発表された第77回カンヌ国際映画祭のラインナップで、コンペティション部門への出品とワールドプレミア上映の決定が公式発表された本作。
『哀れなるものたち』から時をおかず、再び権威あるカンヌ国際映画祭の舞台に登場するランティモス監督の最新作に世界中が驚き、歓喜したのもつかの間、本作の世界観をのぞき見できるカンヌ版の特別予告映像が到着した。

 映像では、スウェーデンのアーティストCOBRAHによる「BRAND NEW BITCH」に合わせ、ランティモス作品お約束の斬新すぎるダンスをストーンが踊り狂う。そして、次々と本作の世界を彩る豪華キャストが映し出されていき、一目見たら忘れられない超高濃度の“ランティモスワールド”を否応なく体感させてくれる。スピーディーに切り替わるシーンの連続は、そのどれもが怪しげで独創的なものばかりだ。

 ティザービジュアルには、水滴滴る血まみれの手、切断された指、壊れたラケットの3つのモチーフが描かれており、観る者の胸をざわつかせる不穏な気配が漂っている。「憐れみの3章」と掲げるタイトルの通り、“3章”で展開される物語を紐解く「鍵」になるのか? それとも? まだ多くの謎に包まれた物語へと、想像と期待がふくらむビジュアルが到着した。


 映画『憐れみの3章』は、本年全国公開。