4月期スタートのゴールデンタイム&深夜枠の連続ドラマに異変!?
主演オダギリジョーからはじまって、ユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、トータス松本と、主な出演者にカタカナ名前が揃いすぎている。
かつてはカタカナ名前の有名人といえば、外国人&ハーフタレントを除くと、タモリや所ジョージ、タコ八郎などの司会者・芸人系、マッハ文朱、ダンプ松本などの「リングネーム」系、研ナオコ、フランク永井、フランキー堺などの「歌手」系がいたけれど……。
なぜ「カタカナ」なのだろうか。 カタカナ名前から感じる印象は、「生身のニオイがしない」ことや、「正統派じゃない」こと、「ややインチキくさい」ことなどなど。
●オダギリジョー……カッコいいが、胡散臭いニオイがある。カタカナの理由は「本名だが、『譲』が『ゆずる』と読まれてしまうから」とされている。でも、韓国でサインを求められ、ひらがなで「こうだくみ」とサインした事件など、やっぱり「正統派」じゃない。
●ユースケ・サンタマリア……もはやみんなに忘れられているが、歌手。いろいろ胡散臭いが、映画「キサラギ」での「オダ・ユージ」役は特に胡散臭かった。
●ムロツヨシ……ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」のメレブ様は、存在そのものが腹立たしかった。ドラマ「フリーター、家を買う」の霊感商法の薄気味悪い訪問販売員役もピッタリだった。
●トータス松本……「音楽をやめて俳優になろうと考えていた」時期があると語ったりと、いつの間にか本業で見なくなった。
こうして挙げてみると、ステキな顔ぶれなのに、3.6%という視聴率はなんとも惜しまれる。次回は「低視聴率ドラマ」としての注目から、一瞬視聴率が上がりそうではあるけれど……。
これだけ胡散臭い顔ぶれが揃うのなら、いっそドラマではなく、バラエティ番組か、「カタカナ男の部屋」として、ゲストを迎えるトーク番組にしてしまっても良かったのでは? 少なくとも3.6%よりは視聴率をとれた気がしてならない。(文:田幸和歌子)