米ロサンゼルス・ハリウッドで開催されたイベント「Next on Netflix」にて、2025年配信の主な海外映画&シリーズのラインナップが特別映像とともに一挙に発表された。この開催を皮切りに、「Next on Netflix」は世界各国で開催され、日本では2月12日に行われる予定だ。



【動画】注目作品続々! Netflix2025年海外作品ラインナップ特別映像

『イカゲーム』シーズン3に再登場キャラも! Netflixシリーズラインナップ

 シーズン1がNetflix 史上最多視聴記録(2億6000万ビュー)を誇り、先日配信されたシーズン2はその記録更新が視野に入っている世界的話題作『イカゲーム』の“ファイナル”となるシーズン3(6月27日独占配信)。

 ぼう大な借金や深刻なトラブルで人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸け、“子どもの遊び”になぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていくサバイバルスリラー。人生詰みかけだった気弱な主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が再びイカれたゲームへ挑んだシーズン2。

 約5ヵ月後に迫るファイナルシーズンでも、生死を懸けたゲームは終わらない。ゲームの詳細は不明だが、シーズン1と2で多くのプレイヤーを死に追いやった「だるまさんがころんだ」の“鬼”役で、巨大&不気味なヨンヒが再登場するのに加え、少年のような容姿のチョルスも初めて姿を現すなど、これまでを超えるほどの史上最悪なゲームが待つ、予測不可能なラストが待っている。

 続いては、1980年代の小さな町ホーキンスに突然出現した怪奇と陰謀に満ちた“裏側の世界”をきっかけに、少年少女とその家族、友人が次々と事件に巻き込まれていくミステリー・アドベンチャーの最終シーズンとなる『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』(2025年独占配信)。シーズン1~3 では、オタク気質なマイク(フィン・ヴォルフハルト)、ウィル(ノア・シュナップ)、ダスティン(ゲイテン・マタラッツォ)、ルーカス(ケイレブ・マクラフリン)、さらに、マックス(セイディー・シンク)、超能力を持つイレブン、通称エル(ミリー・ボビー・ブラウン)らが、涙を誘うほどに頼もしく成長しながら、団結して“裏側”からの脅威を退けてきた。

 シーズン4では、最大の脅威ヴェクナが襲来し、仲間たちにも容赦なく魔の手が伸びる中、“一先ずは”ヴェクナを退けることに成功、しかし―。ミステリー、アドベンチャー、ヒューマンドラマ、ラブストーリー、サスペンス…といった要素が溶け合うように融合し、もはや“ストレンジャー・シングス”というひとつのジャンルを確立したと言える本作。最終シーズンで描かれる決戦の行方は、果たして…。

 そして、鬼才ティム・バートン(「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズ、『チャーリーとチョコレート工場』)が監督・製作総指揮を務め、映画・アニメ化等でもおなじみの『アダムス・ファミリー』に登場する長女ウェンズデー(ジェナ・オルテガ)を主人公に迎えた異色で奇妙なミステリー『ウェンズデー』のシーズン2(2025年独占配信)。

 ティーンになったウェンズデーが、のけ者たちが集まるネヴァーモア学園での学生生活を送る中で連続殺人事件に巻き込まれていく。
冷酷・陰湿・無口・皮肉屋…と彼女を説明する表現は超ブラック、だけど頭脳明晰で超優秀、そしてちょっとツンデレなウェンズデーの圧倒的カリスマ性に虜になる人が日本でも続出。ダークな魅力に加え、彼女に初めてできた友人イーニッド(エマ・マイヤーズ)との不思議な絆や、ウェンズデーらしい初恋も描かれ、“独特な”感動ももたらす。

 これまで合計20作品以上も監督を務めてきたティム・バートンに「映像にするのが楽しい。こういうのは初めてだ」と言わしめる本作。シーズン2の物語の詳細は不明だが、これまでに類を見ない異色中の異色キャラクター“ウェンズデー”の次なる冒険と活躍を見届けたい。

Netflixシリーズ新作にロバート・デ・ニーロ主演作、『賭ケグルイ Bet』も

 さらに新作も光る。ロバート・デ・ニーロ主演の緊迫の陰謀サスペンス『ゼロデイ』(2月20日独占配信)、ジュリアン・ムーア、ケヴィン・ベーコン、ミリー・オールコック出演、エグゼクティブプロデューサーのひとりにマーゴット・ロビーが名を連ねる『セイレーンの誘惑』(2025年独占配信)、ミステリーの女王アガサ・クリスティー原作のウィットに富んだ壮大な物語『THE SEVEN DIALS MYSTERY(原題)』(2025年独占配信)、日本の人気漫画を原作とした実写ドラマ『賭ケグルイ Bet』(2025年独占配信)。

 カプコンの人気ゲームがアニメシリーズ化した『DEVIL MAY CRY』(4月3日独占配信)、ニューオーリンズを襲った恐ろしいハリケーン・カトリーナを描く、エグゼクティブプロデューサーをスパイク・リーが務める『KATRINA:COME HELL AND HIGH WATER(原題)』(8月独占配信)といった多彩な作品群がそろう。

 また、人気作の最新シーズンも続々登場。『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』に続くライア・マーフィーによる『モンスターシリーズ第3弾(仮題)』(2025年独占配信)、テクノロジーが進化した世界が舞台のダークで風刺的なアンソロジーシリーズ「ブラック・ミラー」シーズン7(2025年独占配信)、本年度エミー賞作品賞にもノミネートされたケリー・ラッセル主演の骨太政治ドラマ『ザ・ディプロマット』シーズン3(2025年独占配信)、アーノルド・シュワルツェネッガーが凄腕スパイとしてアクションに挑むコメディー『FUBAR』シーズン2(2025年独占配信)など続々。

 さらに、それぞれ最終シーズンとなる、名作映画『ベスト・キッド』続編の人気シリーズ『コブラ会』シーズン6のパート3(2月13日独占配信)、好きになった女性に近づくためなら手段を選ばない、だけど憎めないサイコパス男が主人公のロマンティックスリラー『YOU ー君がすべてー』シーズン5(4月24日独占配信)のフィナーレにも注目だ。

ギレルモ・デル・トロ監督・脚本で『FRANKENSTEIN』を映像化 Netflix映画ラインナップ

 まずは『アベンジャーズ/エンドゲーム』『グレイマン』など圧倒的スケールのアクション超大作を数多く手掛けてきたルッソ兄弟の最新作『エレクトリック・ステイト』(3月14日独占配信)。
主演は『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のミリー・ボビー・ブラウンと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクリス・プラット。ヘンテコな見た目のロボットがそこかしこで暮らしている“現実とは異なるもうひとつの1990年代”を描いた“S(すこし)F(不思議な)”ロードムービー。

 舞台はかつて平和に人間に仕えていたロボットたちがクーデターを起こし、追放されてしまった世界。人類はコントロール可能なロボットだけを残し、反乱に参加した多くの自律型ロボットをエレクトリック・ステイトと呼ばれる塀に囲まれた広大な土地に追いやり、仮初の平穏を取り戻していた…。ロボット=危険な存在という常識が広まった世界で育ったミリー演じるミシェルもその一人だったが、ある一体のロボットとの出会いをきっかけに常識が覆される―。

 続いて、「007」シリーズの“ジェームズ・ボンド”でおなじみダニエル・クレイグ扮する、風変わりな紳士名探偵ブノワ・ブランが複雑に絡み合った人間模様により巻き起こる殺人事件の謎を解き明かす、極上ミステリーの最新作『WAKE UP DEAD MAN:A KNIVES OUT MYSTERY(原題)』。今作にはジョシュ・オコナー、グレン・クローズ、ジョシュ・ブローリン、ジェレミー・レナー、ケリー・ワシントン、アンドリュー・スコット…といったキャストが名を連ねている。

 さらにビッグネームによる新作も続々。アカデミー賞受賞ギレルモ・デル・トロ監督・脚本で贈る、普及の名作の映像化『FRANKENSTEIN(原題)』(11月独占配信)。出演は、オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ミア・ゴス、クリストフ・ヴァルツら。才能に恵まれるも尊大なヴィクター・フランケンシュタイン博士は、恐ろしい実験によってある怪物に命を吹き込む。だが博士と悲劇の怪物を待つのは破滅の結末だった…。


ベン・アフレック、マット・デイモン出演の『RIP(原題)』が登場!

 続いては、監督・脚本ノア・バームバック、ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、グレタ・ガーウィグら出演で贈る、胸を締め付け心を揺さぶるコメディ『JAY KELLY(原題)』(秋独占配信)。

 そして、プロデューサー&キャストにベン・アフレックやマット・デイモンが名を連ねる『RIP(原題)』(2025年独占配信)。廃墟と化した隠れ家で何百万ドルもの現金が発見されたことをきっかけに、マイアミ警察のあるチーム内の信頼が崩れ始める…。

 続いて、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アトミック・ブロンド』でド迫力アクションを魅せてきたシャーリーズ・セロン主演のアクション大作の続編『オールド・ガード2』(2025年独占配信)。何世紀にも渡り、歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた特殊部隊「オールド・ガード」のメンバーは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちであり、彼らを率いるのは兵士アンディ。彼女たちは、人類の存在を脅かす新たな強敵から人々を守るために戦い続ける―。

 さらに、心に傷を負った刑事が犯罪者が牛耳る地下社会に翻弄されながら、政治家の息子を救出するために奮闘する、トム・ハーディ主演の『ハボック』(2025年独占配信)。

 そして、『西部戦線異状なし』がアカデミー賞作品賞にノミネート、国際長編映画賞を受賞したエドワード・ベルガー監督、コリン・ファレル、ティルダ・スウィントン出演『THE BALLAD OF A SMALL PLAYER (原題)』(2025年独占配信)。マカオでひっそりと暮らしながら高額ギャンブルに興じる男。自身の過去と借金に追い詰められていくなか、自分の境遇とどこか似たある人と出会う。この出会いは彼を救うのか、それとも…。

 さらには、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞受賞のキリアン・マーフィ主演『STEVE(原題)』(2025年独占配信)も。
非行少年に更生する最後のチャンスを与える学校の校長(キリアン・マーフィ)は、生徒たちを統率するのに苦労する一方で、悪化の一途をたどる自身のメンタルヘルスとも闘っているが―。

 そして、ヘレン・ミレン主演、世界各国でベストセラーとなったリチャード・オスマンによる小説を映画化した『THE THURSDAY MURDER CLUB(原題)』(2025年独占配信)や、キーラ・ナイトレイ主演のサスペンス『THE WOMAN IN CABIN 10(原題)』(2025年独占配信)、ヴァネッサ・カービー主演のスリラー『NIGHT ALWAYS COMES(原題)』(2025年独占配信)、ナタリー・ポートマンやエミリア・クラークが声を務めるアニメーション『THE TWITS(原題)』(2025年独占配信)、アダム・サンドラー主演のスポーツコメディがまさかのカムバック『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル2』(2025年独占配信)なども控えている。

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