麻雀のプロリーグ『Mリーグ2025‐26』シーズンが15日、シーズン閉幕を迎え、EX風林火山が2度目の優勝を成し遂げた。本稿ではファイナルまで残った4チームの囲み取材の模様を報告する。



【写真】Mリーグ閉幕式の模様

【第4位】BEAST X

鈴木大介「(今シーズンを振り返って)麻雀、将棋の対局数が増えたことによって体力的に結構しんどかった。麻雀の勉強時間が減ったのが残念なことだった。新加入の下石さんが入ってきてくれたことで、自分も混一色を覚えたので(笑)、だいぶ後半になって混一色ができるようになって、それが今年の収穫でした。寿人さんを超えることが自分の目標だった、今年も超えられなかった。ファイナルに残ったからこそ分かる自分の弱さがあった」

下石戟「(MVP獲得は)かなりツイてた。上振れ引けたという感覚です。自分なりの麻雀は打てたと思います。(中田花奈との師弟関係が話題になったが)元々は週2回練習をして中田さんの出場試合の牌譜検討を対面か電話でやってました。(賞金の使い道は?)来年分の積立NISAに充てます。(一同笑)」

中田花奈「ラッキーなこともたくさんあったんですけど、“自由に打ってきていいよ”って送り出してもらい、もし負けてもとりかえしてくれるかもしれないって信頼もあったので、楽しく試合に臨めました。大事な最後の4戦の1戦を任せてもらったのもすごくうれしくて、期待していただける、任せてもいいと思ってもらえるようになったのが、成長なのかなと思いました」

東城りお「(Mリーグ復帰1年目については)終わってみれば充実していて、とにかく毎日楽しかった。麻雀のことだけで常に頭が一杯で、それがなんて幸せなんだろうって。
チームメイトがずっと頼もしくて、恵まれてるなあって思いました」

【第3位】TEAM RAIDEN/雷電

本田朋広「ポストシーズンを何回も経験して、これが来年以降につながればいいなと思った。(今シーズン通して楽屋の雰囲気がよかったが)全員が調子悪いという時期がなくて、誰かの勝ちに喜べたのでいい雰囲気でした」

瀬戸熊直樹「(2シーズン連続ファイナル進出したが)雷電は苦戦してるってイメージが僕らも強いので、どうしても疑心暗鬼になりがちですが、今季やって思ったんですけど、敗退したチームともそこまで差はないですし、優勝したチームともそこまで差はない。どっちに針が触れるか分からないが、自分たちで優勝を目指して伸ばしていけば戦いになるなと感じました」

黒沢咲「(レギュラーシーズンからファイナルまで全てのカテゴリで個人ポイントがプラスだったが)自分ができる麻雀で戦い抜こうって気持ちでやりました。トレーニングを始めて、体力がついた感じですかね。負けて落ち込んでも切り替えが上手になったと思います」

萩原聖人「圧倒的に活躍しないかぎり僕は納得するシーズンはないと思うので、ダメですね。(チームの自力がついてきているように感じるが)本当にこれが自力であってほしいと思います。(目標については)ファイナルに残った喜びより、ファイナルで優勝に手が届かなかった悔しさの方が残る。3位であろうと負けは負け。その事実をチームメイトで共有して、しっかり切り替えて、来年もこの4年で戦えるなら…あとは言いたくないですね。黙ってやる(笑)。目標なんていいたくないですね。野暮(笑)」

【第2位】KONAMI麻雀格闘倶楽部

伊達朱里紗「やりたいようにやれたかなって感じがあるが、ポストシーズンに入ってポイントで迷惑をかけてしまったのが本当に辛かった。
(ポストシーズンに入って連敗があったが)麻雀って負けが負けを呼ぶゲームだなって。選択に自信がなくなってくるというか。コメントで『顔に覇気がない』と書かれて、そんなことないだろと思ってあとで見返すと本当に生気がなくて(笑)。負けに引きずられず、一生懸命打つことを忘れないようにしたいです。

佐々木寿人「不満は残るシーズンだった。トップ数が少なくて。やれたことはやれたと思うが、無駄な放銃も多かったと思うのでそれが反省点かと思います。(シーズン中に亡くなった元チームメイト・前原雄大さんに準優勝を報告するとしたら?)あと一歩届きませんでしたって感じですが、それでも『胸を張っていいんじゃない?』って言ってくれそうな気がしてます」

高宮まり「今シーズンは2つ目標があって、1つはトップ争いでみんなにワクワクしてもらうこと。もう一つは、森を見て木を見る? 逆? 木を見て森を見る? ちょっと意味が解んなくなってきたんですけど(一同笑)森を見るということに関しては、局面ごとの押し引きでなく、大局観で見ていい選択をすることが課題で、シーズンを通して徐々にものにできているんじゃないかと思います」

滝沢和典「(兼任監督になって1年目だが)自分が出ない選択が増えると思ったんですが、いろいろな人から『調子がいいなら出なきゃダメだよ』と言われて出て、結果が残せたのがよかった。最多勝もいらないと思ってたんですけど、みんなが『獲ってこいや』って無理やり出してもらって、結果獲れてよかったです」

【優勝】EX風林火山

永井孝典 「僕へのサポートを手厚くしてくださって、そのおかげでのびのび打ててポイントを伸ばすことができました。レギュラーに関しては僕もできすぎぐらいに思ってます。勝又さんには終わったあとに評価を聞くのが日課になっていまして、ハイタッチも最初はふわっとだったのが最後の方は“パン”って音がなるようになって(一同笑)。
これはいけるなってハグを迫ったんですが、今シーズンはできずじまいでした(一同笑)」

勝又健志「(レギュラーシーズンは個人的には不振だったが)ずっとチームの首位の時間が長かったので、いいぞいいぞって見てました。(ポストシーズンに関しては)ラッキーだったなって思いますが、チームメイトのおかげで戦う選択肢を多く持てたので、ラッキーな配牌・ツモが来たときには逃さないぞと思っていたし、その練習はしていました」

内川幸太郎「(サクラナイツ退団後、世界麻雀で優勝、風林火山に指名され1年目で優勝したが)スタッフの方からは優勝請負人ですねって言われたんですけど(笑)、そんなふうには思ってないですけど、この結果は1年前の自分には言ってあげたいですね」

二階堂亜樹「初めての監督業でいろいろ考えることがあったと思った。自分ができることをできる範囲でやろうと思った。まず、うちは2人入れ替わったので、新チームぐらいの意識で臨んだ。内川さんにはサブリーダーになってもらいたくて、永井さんにはいち早くMリーガーとしてなじんでもらえるように心がけた。レギュラーシーズンは勝又さんが不振で、登板数もチーム最少だったがそれでいいと思った。レギュラーは調子がいい内川さんと永井さんを使いたい放題で、調子が落ちてきたときに自分が出て、バランスが取れたかと思う」

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