人気モバイルゲームとしてスタートした『私のホストちゃん』。2011年の10月には深夜ドラマ化された同作が、今度は舞台に! 6日、舞台版の製作発表が六本木のナイトクラブで開かれ、主演の山本裕典らが登壇。
製作発表後の囲み取材には、総合プロデュースを務める鈴木おさむほか、山本、共演の松下優也貴水博之、ダイアモンド☆ユカイが出席した。

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 歌舞伎町の他店No.1を次々と引き抜いたクラブバニラを舞台に、ホストクラブの世界を緻密にリサーチしたリアリティある業界設定のなか、生き残りをかけた凄まじいバトルが展開する本作。ドラマ設定を元にしつつ、舞台ならではの臨場感を加えたオリジナルストーリーで、大阪・ミナミからやってきた人気クラブビビッドとの対決も描かれる。また実際のホストクラブに倣い、お客様からの指名ランキング制度を導入し、その日のNo.1ホストが決定するRPG感覚の観客参加型という新感覚舞台になっており、毎回エンディングが変わる。

 ドラマ版の演出を手掛け、舞台版では総合プロデュースを担当する鈴木は「僕自身も楽しみにしています。イケメンがたくさん出る舞台は多くありますが、こちらは指名システムという新しい試みもあり、スタッフも商魂たくましい人々なので楽しみにしてほしいです(笑)」と挨拶。また「今はセンターに山本くんがいますが、日によってはセンターが山本くんじゃないかもしれないというのが本作のおもしろいところ。それも含めて引き受けてくれた彼にも感謝です」と話すと、山本は「これまで主演舞台も多くやらせていただきましたが、いつもは周りの方が盛り立ててくれました」と口を開き、「毎日、No.1になれるように頑張ります。実はまだ稽古も始まっていないのに、5番くらいになる変な夢を毎晩見るんです」とすでにプレッシャーがかかっていることを告白した。

 ホストの衣装を身に着け、ずらり集結したキャストたちを前に、大阪から東京へ乗り込んでくるビビッドのオーナーに扮するダイアモンド☆ユカイは、「ホストのファッションはロックが作ったようなもの。つまりは俺が作ったようなものだね」と堂々とした態度を見せていたが、一転、役作りに関しては「大阪から来たって役なんだけど、俺、関西弁とか喋れなくて、喋ろうとすると外国人の片言の日本語みたいになっちゃうんだけど、大丈夫かな」と演出の村上に真面目な顔で相談していた。

 最後に鈴木が「ネームバリューだけで勝ち抜けるわけではないのが、ホストの、この舞台のおもしろいところ。
結構波乱が起きるんじゃないかと思っています。1幕の休憩まで投票できるので、システムを確認してお気に入りに貢いじゃってください」と宣伝すると、山本は「休憩中に自分で自分に投票しちゃうかも」とドキドキを隠せない様子だった。

 なお、製作発表には他に吉村卓也、上鶴徹、久保田秀敏、松本寛也、五十嵐麻朝、平田裕一郎、塩川渉、鶏冠井孝介、長濱慎、向井毅、廣瀬智紀町田宏器、オキャディー(甘王)と、脚本・演出の村上大樹が出席した。

 舞台『私のホストちゃん』は2013年10月25日(金)~11月4日(月・祝)まで青山劇場にて上演。
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