『白い巨塔』『14才の母』のほか『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』を手掛けた脚本家・井上由美子作の単発ドラマ『2030 かなたの家族』の制作が発表され、俳優の瑛太が主演を務めることが分かった。

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 これまで、数々の社会問題に向き合ってきた井上が今回描くのは、家族や他者とのつながりが薄まってゆく社会。
人はどのようにして自力で他者とつながっていくべきか…傷つくことを恐れる主人公が誰かとつながろうと一歩を踏み出すまでを描く。共演には、蓮佛美沙子小林聡美松重豊相武紗季、山本學、渡辺美佐子ら実力派が顔をそろえる。

 板倉カケル(瑛太)はある日、シェアハウスメイトのミサエから「子供が欲しい。協力してくれない?」と切りだされる。結婚や家族になることを望まないというミサエに戸惑うカケルだが、ふと、自分には“家族”があるのだろうかと考える。実はカケルの家族は、母親が家を出たのをきっかけにばらばらに生きるようになっていた。“家族”の手触りを確かめるため、カケルは家族の今を訪ねて行く。

 『2030 かなたの家族』はNHK総合にて、今秋放送予定。
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