【関連】「りょう」フォトギャラリー
この日、『まれ』で夫婦役として出演している小日向文世よりメッセージが到着。りょうについて「落ち着いた方で、近寄りがたい感じもするけど、たぶん包容力もあって大人の女優さんだなという感じはしていますね」と共演した感想を語る小日向。
また、「制作発表でりょうさんのことを“朝ドラ向きじゃない”と言ったのは、“こんな妖艶な色っぽい人を、朝から見ていいのか”という賞賛の意味で言っただけなんです」と、以前の発言の真意を説明すると、りょうも「(あの時は)私もそう思っていたので気にしていません。でも発表の報道でそれが取り上げられてしまったので、逆に小日向さんに申し訳ないです」と気遣った。
りょうが女優デビューを果たしたのは、1996年放送のフジテレビ系月9ドラマ『ロングバケーション』。「声を出す仕事をしたこともなかったし、芝居の勉強もしてこなかったから、どうしたらいいかわからなくて毎日悔しい思いをしていました」と当時を振り返る。
女優人生の転機となったのが、塚本晋也監督の映画『双生児‐GEMINI‐』への出演だという。「塚本監督にオファーの理由を尋ねたときに“顔だ”って言われたんです。塚本監督の世界観が大好きだったし、ここで芝居ができるようになれば、こんなに強いものはないと思ったんです」とたな思いを抱いた瞬間を語った。
また、塚本監督からもメッセージが。「物語がたくさん詰まっている顔だと思い、映画への出演をオファーをしました。今度は“りょうさんでなければならない”役柄で来ていただきたいし、逆に新しいりょうさんに挑戦していただける作品を作らなければ、と思っています」との賛辞に対し、「ありがとうございます!本当に監督の世界観が大好きなんです」と感激した様子をみせた。