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ネット界で同世代女子に人気といってもユーチューバーのような自己主張の強さもなければ、読者モデルノリもない。素顔はいたって素朴な東京近郊の女子高生といった雰囲気だ。雑誌のグラビアに出る機会も増えたが、「最初の頃は緊張しすぎて棒立ちで、怒っているような表情になっていました(笑)」と明かす。最近は「ポージングにも笑顔にも少し慣れてきました」とのことだ。『ナカイの窓』に出演した際には「目の前に“テレビで観ていた中居さん”がいる!」と感激していたというのも微笑ましい。
最近の注目度のアップにどう感じているのかを問うと「特に生活は変わってないんですけど…」とはにかみつつ、「自分磨きをがんばろうと意識するようになりました。食生活を変えたり…」と芽生え始めたプロ意識を語る。
莉音が芸能活動に進出するきっかけになったのは、昨年夏に受けたエイベックス主催のサンシャイングラビアオーディション」。155センチと少し小柄ながらもモデルに憧れていたということだが「身長が足りないけど、でも芸能界には興味を持っていたのでチャンスかなと思って…」とチャレンジしたという。
「ダメでもともと、受かるはずないと思って」受けたオーディションは、緊張のあまり「何話していいかわからなかった。最終審査の時に特技をみんなダンスやそれぞれの個性を披露しているのに私は何もできなかったんです」と振り返る莉音。
ツイッターは事務所への所属後もマイペースで更新。もともと「フォロワーを増やそう」とか芸能界デビューにつなげようという意識はないようで、日常の何気ないことやハマっている料理の写真を載せるなど素朴な内容をつぶやいているが、特に心掛けていることは「まず写真は可愛く!」。自撮りの可愛さは大きな人気ポイントだが、「肌の色がきれいでいい感じに撮れるアプリを使ったりしています」とその秘訣を明かす。
またマメなコメント返しも特徴だ。「みんなからの反応には必ず“ いいね”をしています。たまに“みんな何してんの?”とか問いかけてみると、そこで仲良くしてくれたり…。ありがたいですね」と嬉しそうに語る。人気者になった今も友達同士のやりとりのような親しみ感も大きな特徴だ。
現在はウォーキングや演技のレッスンを受けており、テレビの見方も変わってきたという。「役者さんの表情とかに目が行って、その人がメインじゃないシーンでも表情が大事なんだと思ったりいろんな発見があります」と話す莉音。彼女はこの春高校を卒業し、今後は芸能活動をメインで頑張りたいと意欲を見せた。(取材・文・写真:田中裕幸)