いよいよ本日より全国公開の『スター・ウォーズ』(以下、SW)シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。いち早く同作を鑑賞したSWファンの俳優・町田啓太が、興奮覚めやらぬ中、インタビューに応じ、「予備知識がなくても存分に楽しめる作品。
これをキッカケに新たなSWファンが増えると思う!まだドキドキしています(笑)」と太鼓判を押した。

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 本作は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前の攻防を描くシリーズ最新作。圧倒的な破壊力を誇る帝国軍の宇宙要塞型兵器「デス・スター」の設計図奪取という任務を遂行した名もなき反乱軍兵士チーム<ローグ・ワン>の戦いを壮大なスケールで描く。『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ監督のもと、父への愛を力に戦う女兵士ジン・アーソ役のフェリシティ・ジョーンズほか、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェンら国際色豊かな個性派俳優陣の共演も見応えあり。

 小・中学生のころ、『エピソード2』『エピソード3』に感動し、SWシリーズにどんどんのめり込んでいったという町田。本作の公開も心待ちにしていたそうで、「(スカイウォーカー家の話ではなく)全く新しい登場人物で『エピソード4』への橋渡しをどう映画化するのか興味津々でしたが、“希望をつなぐ”という映画のテーマにふさわしい納得の内容でした!」と声を弾ませる。
「ラスト10分の攻防も凄かったですが、“ローグ・ワン”チームが結集し、いざ出動!というシーンはテンションが上がりましたね。個人的には、ドニー・イェンが超カッコ良かった。棒術がライトセーバーに見えましたよ!」と興奮が止まらない。

 アクションはもとよりSWシリーズを通して描かれ続けている“親子愛”にも感激したという町田は、「今回も父と子の関係が全面に出ていますが、SWシリーズって、実はその裏で母が動いていて、しっかりとつないでくれている。母の偉大さも改めて感じさせてくれるんですよね。我が家も母が強くて、町田家の“フォース”の源になっている(笑)」と独自の視点で作品を分析。
さらに、父との約束、自らの信念、そして正義を貫くという大義のために命を懸ける“ローグ・ワン”チームの日本人顔負けのサムライ魂にもグッときたという町田は、自身が身を置くEXILE TRIBEに共通する部分が多いという。 「違う環境で育ってきた人間が集まり、1つの目標に向かって突き進んでいく力。そういうエネルギーの生み出し方は、EXILE TRIBEと凄く似ていますね。HIROさん主導のもと、エンタテインメントを発信していくチームの一員として、僕もそこに加わっているのですが、それぞれの個性と能力が結集する“絆”って、いいものだなって心から思います」と目を輝かせていた。

 最新CGを使った壮絶なアクション、感動の涙が溢れる親子愛、そしてサムライ魂を奮い立たせるチームの絆…町田のようにSWシリーズを熟知しているファンにとっては何も言うことはないが、SWシリーズをまったく知らない若い世代にもしも本作をアピールするとしたら?「何も知らずにこの映画を観たら、“ダース・ベイダーって何なの?”って凄く気になると思うんですよ。そうなると、『エピソード4』を観て、『エピソード5』を観て、気が付いたらSWシリーズのファンになっている。
逆に言えば、SWシリーズを全く観たことがない人でもスーッと入れる作品だと思います」と強調。

 「舞台になる惑星が限られているし、任務もはっきりしているし、全てがキュッと詰まっていて、内容もわかりやすい。キャラクターも、今回新キャラクターばかりですし、今までのイメージなしでも十分楽しめる。たぶん、この作品を観たら、SWファンがさらに増えると思いますね!」と満面の笑顔を見せていた。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は公開中。