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『ホクサイと飯さえあれば』は、東京・北千住を舞台にした鈴木小波原作の同名コミックを映像化し、なんと食べるシーンが一切出てこないという究極のグルメドラマ。上京し、ひとり暮らしを始めた大学生の山田文子=ブン(上白石萌音)が、ウサギに似たしゃべるぬいぐるみ・ホクサイや有川絢子=ジュン(池田)とともに、毎週こだわり満載の自炊レシピを披露していく。
食べるシーンは出てこないが、料理を作る過程をしっかりと見せるのが物語の肝。例えば、2話目ではミートボールスパゲッティ、3話目では牛すじカレーといった具合に、バラエティ豊か、かつすぐ真似できるような身近な食材が出てくる。よって、池田も「お腹を空かせて見るべきか、お腹をいっぱいにして見るべきか、というのは迷います(笑)。でも、献立で迷っている方にはぜひ見てほしいです!」とレシピに太鼓判を押す。
池田が特にグーッときたのはドラマ後半に出てくる味噌煮込みうどんだそう。「鍋料理は本当に簡単だし、“愛情も一緒に煮詰めたよ”みたいに(笑)、いろんなものがキュッと入っていていいなと思いました」と理由を語った。
10代のときは、発言をしても「誰かの受け売りや、言わされていると思われていたのが、20代になって、自分で本当に思っていると信じてもらいやすくなったというか。やっと真面目な自分を認めてもらえている気がしています」と、大人びて見える外見ゆえの苦悩を明かした。さらに池田は、「『みんな!エスパーだよ!』のスタッフさんにも“当時18歳で会ったときはすごく思い詰めていたイメージだったけど、今はなくなってすごくいい”と言われて。10代というものに自分を縛りつけていたんだなって思ったので、20代には、すごくあやかっています」と、希望であふれる瞳で答えた。(取材・文・写真:赤山恭子)
ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』はMBSにて1月22日(日)25時5分より放送。TBSでは1月24日(火)25時28分より放送。